'98年の日本テレビ系『24時間テレビ』でチャリティーマラソンランナーを務めたV6。17歳の岡田はやせ細く
'98年の日本テレビ系『24時間テレビ』でチャリティーマラソンランナーを務めたV6。17歳の岡田はやせ細く
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 その原点となったのが、'07年11月にフジテレビ系ドラマとして放送され、映画化、シリーズ作となった『SP 警視庁警備部警護課第四係』。役作りの一環として始めた格闘技が、彼の人生を変えた。

「リアルな格闘シーンを追求した彼はより実践的な指導を求め、そして出会ったのが、ブルース・リーが創始した『ジークンドー』を正統に受け継ぐ武術家・中村頼永さんでした。

 すっかり格闘技に魅せられた岡田さんは、役作りの範囲を超えて、ジークンドーのほか、フィリピン武術の『カリ』、初代タイガーマスクの佐山聡さんが創始し、中村さんが立ち上げた『USA修斗』をも習い始めたのです」(前出・映画配給会社関係者)

 そして、10年以上にわたって“修行”した彼は、3つの格闘技においてインストラクターとして認定を受けるまでになったのだ。とはいえ素人目には、「何がすごいの?」「芸能人だから特別扱いでしょ?」と、うがった目で見てしまう。

 その岡田の“スゴサ”を検証するべく、山田編集長に聞いた次第だ。

「中村先生はものすごく厳しいことで有名です。講習時間をごまかすなんて許されませんから、仕事をしながら何年もかけて習ったのでしょう。

 われわれからしても“無理だろう”と思わせるトップレベルのプロの課題をひとつずつ、なおかつスパーリング、スタミナなど多様なテストをクリアする必要があります。

(認定インストラクターの)岡田さんはそれをすべてクリアしてきたことになります」

 それだけに岡田の実力はかなりのもの。『SP』シリーズや映画『図書館戦争』などで繰り広げたアクション技術は、役柄を通して見てもプロの目にとまるようだ。