3月9日、TOBE所属の7人組アイドルグループ『IMP.』の主演舞台『IMPACT』の開催が発表され、同日製作発表記者会見が行われた。
「今回の舞台は、事務所社長である滝沢秀明さんが構成と演出を務めます。ショーと芝居の二部構成となっていて、芝居部分では滝沢さんが以前演じたことのある『平将門』を上演する予定。IMP.にとっては今回が初の舞台。5月1日からスタートし、名古屋・御園座、金沢、広島と上演していくようです」(芸能プロ関係者)
エンディングでは、同事務所の北山宏光が作詞を手掛ける曲が使用される。さらに、7日に配信デビューが発表された『CLASS SEVEN』から、大東立樹、高田燦、近藤大海、横田大雅、中澤漣も出演する予定だ。
《結局、二番煎じ》
事務所総出で作り上げていく舞台。だが、ネット上では、
《引き継ぎや報告もなしに仕事もアイドルも全部投げ捨てて飛んだのに、他所でほぼ滝沢歌舞伎やりますって、ほんと滝沢って人としても社会人としてもありえない》
《演出・構成が逃げた滝沢歌舞伎を無理やり完結させたのにしれっと同じことできるの凄い(褒めてない)》
《全くの別会社なんですよね?やってること同じですけど》
《滝沢歌舞伎に似た舞台をする事が滝沢さんが今やりたいエンターテインメントって事ですよね?結局、二番煎じ》
などと、“古巣”のファンが滝沢へ猛反発。彼が旧ジャニーズ事務所に所属していたころ、かつて演出を務めた“滝沢歌舞伎”に似る構成への疑問の声が上がったのだ。
「滝沢歌舞伎は、2006年に前身となる『滝沢演舞城』としてスタート。当初滝沢さんが主演を務め、毎年公演が行われていました。その後、2010年からは名前を改めて滝沢さんが演出を務めるようになり、2019年からは『滝沢歌舞伎ZERO』としてSnow Manが主演に。2023年の『滝沢歌舞伎ZERO FINAL』をもって約18年の歴史に幕を下ろしました」(前出・芸能プロ関係者)
今回の『IMPACT』の中に組み込まれた『平将門』は、2018年に滝沢自らが演じたもの。滝沢歌舞伎を彷彿させる舞台の製作に、首を傾げるファンの心境も無理はないだろうと、前出・芸能プロ関係者は続ける。
「滝沢さんが旧ジャニーズ事務所の退所を発表したのは2022年10月。2018年に芸能界から引退していたものの、事務所の副社長としてタレント育成に力を注いでいて、彼を頼りにしていたジュニアは数多くいましたから、ファンは驚きを隠せませんでした。
さらに彼が退所後、後任となった元V6の井ノ原快彦さんが『ただ正直、引き継ぎめいたことがなかったのは事実です』と“無言”で去っていったことをインタビューで明かしたんです。これを知ったファンは“無責任”と滝沢さんへ激怒。反感を買うこととなってしまいました」
裏切りとも見えてしまった事務所の退所。そんなファンの怒りは、今回の舞台開催でまた湧き上がってしまったようだ。
「ファンとしては、退所までして新たな道に進む決意をしたのなら、全く違う世界が見れるのではないか、とある種の期待もあったはず。しかし実際には、今回の舞台だけではなく、旧ジャニーズ事務所所属のタレントが移籍するなど、前事務所の印象が抜けないのも事実。変わり映えのない形ではファンも納得できるはずがない。なかなか素直には応援できないでしょうね」(前出・芸能プロ関係者)
批判を跳ね返すようなインパクトのある舞台に期待したい。