また、'85年(第36回)、白組なのに真っ赤な衣装で登場した吉川晃司は、
「曲中にシャンパンを口から撒き散らし、各席に降りるなどしたあと、最後にはギターに火をつけ舞台にたたきつけて破壊するなど過激なパフォーマンスを披露。
もちろんリハーサルでは一切なし。以降、吉川は紅白に出ていません」(前出・スポーツ紙記者)
まだまだあるのだが、それに比べたら、紅蘭のドタキャンなど小さな話。だが、
「スケールが違いますね(笑)。彼らは何らかの主張があって、なおかつ覚悟があったと思われます。紅蘭の場合は単にいい加減なヤツだと思われてしまいましたが、こちらの方がイメージダウンは大きいと思いますよ」(前出・テレビ局関係者)
天真爛漫だが、仕事には真面目に取り組んでいると評判の彼女がそんなことをするとは思えないが、問題はSNSだった。
「彼女のいいところでもあり悪いところなんですが、深く考えないんでしょうね。記事が出たあとで否定や反論をしたんですが、それもSNS。
簡単ではありますが、誠意が伝わりにくいところがあるので、仮病疑惑をぬぐうことはできませんでした」(前出・テレビ局関係者)
この程度のことで芸能界追放になるとは思えないが、紅蘭が“苦難”にならなければいいが……。
<芸能ジャーナリスト・佐々木博之>
◎元フライデー記者。現在も週刊誌等で取材活動を続けており、テレビ・ラジオ番組などでコメンテーターとしても活躍中。