先日行われた記者会見で、関ジャニ∞からの脱退と、12月末のジャニーズ事務所退所を発表した、渋谷すばる。
会見では脱退の理由について、自身が目指す音楽の追求のためと語った。退所後は海外に拠点を移し活動する予定だという。
「すばるは、ザ・ブルーハーツ時代から甲本ヒロト(現クロマニヨンズ)が大好き。関ジャニでのパフォーマンスも、ヒロトを思わせるような動きや歌い方をすることがありました」
と、ジャニーズ事情に詳しいテレビ誌記者は言う。
「関ジャニもバンドをやっていて、すばるがメインボーカルをつとめる曲も多いですが、彼の思い描くロックとは、年を重ねるごとにかけ離れていったのではないでしょうか。個性の強いボーカルスタイルは、グループアイドルとしては、ある意味“浮く”。はた目にも、模索している様が感じられる時期もあったと思います」(同記者)
アーティスト志向のジャニタレ
アーティスト志向が強いあまり、時に“アーティスト病”とされるジャニーズタレントは、渋谷だけではない。ある芸能ジャーナリストは言う。
「たとえばKinKi Kidsの堂本剛はそうですよね。彼の場合もやはり、自分の音楽の表現方法を突き詰めるあまり、何かに迷っているのではないかという時期もありました。それを、ENDLICHERI☆ENDLICHERI(エンドリケリー・エンドリケリー)といった別名義によるソロプロジェクトを立ち上げ、ファンクミュージックや、自身のルーツである奈良について掘り下げていくことで昇華させていった感はあります。
光一は光一で、自身の舞台表現を突き詰めていくぶん、お互いに理解し合いながらソロ活動を進めることができる関係性だった。その後もキンキと並行させながら、定期的にソロ活動も行い、5月からはソロツアーも予定されています」