全チケットの取引・利用サービが終了
現在はすでに全チケットの取引、全利用サービスが終了していて、『ワクワク学校』のチケットも当然出品されることはなかった。
「困ったのが、これまで“チケキャン”で容易に転売することができた売り手です。大規模な市場を失ったいま、代わりとなる各掲示板やオークション、はたまたSNSを利用してファンにチケット当選権の売買を持ち掛けています。
とくにツイッターなどSNSでの売買は活発になっていますが、代金だけを受け取って音信不通になる“詐欺”行為も出てきているようなので、手を出さないほうが無難でしょう」(イベントPR会社関係者)
また、ほかのオークションサイトなどを見て回ると、多数のチケットが出品されているものの、入札件数や販売者へのレスポンスは以前よりも少なくなっている印象だ。取引価格もおよそ2倍程度に落ち込み、売り手側のチケットは過剰に余っているように見える。
「労力に見合った対価が得られなくなれば、チケット転売はなくなるはずです。ひいきのアイドルを生で見たい気持ちはわかりますが、正規ルート以外では購入しないのが転売撲滅への一番の近道です。
仮に今回の『ワクワク学校』会場に“欠席者”が多数出たとしても、それはファンのマナー向上と“買わない”意志表示の表れではないでしょうか」(同・イベントPR会社関係者)
本当にコンサートに参加したいファンが正当にチケットを入手できる。その環境を作るのは、コンサート事務局であり、またファン自身の役目なのかもしれない。