とはいえ、Sexy Zoneというグループへの伸びしろについて、ある芸能記者は指摘する。
「2011年にデビューしたものの、デビュー曲の売れゆきに伸び悩み、急きょ、緊急握手会を開催しCDを販売しました。まだ小学生だったマリウス葉君が、後半はぐったりしていたことも、当時、指摘されました。
さらにこの時は、キスマイやA.B.C-Zのメンバーたちも応援に駆けつけ、盛り上げたほどです。そのぐらい、セクゾは事務所にとって、大切にされているグループなんです」
デビュー前から、ジャニー社長が「YOUは特別カッコイイ」と本人に告げるほど大好きな佐藤勝利、“ふまけん”と呼ばれJr.時代から大人気だった菊池風磨と中島健人。松島聡とマリウス葉のお茶の間ウケする、キャラクター性。スタッフ受けもいいと評判の彼らだが、期待が大きかっただけに存在感の薄さが残念なところ。
それは、あまりにも“パンチ力のあるグループ名”も「多少の影響があるのでは」と言うのは、前出の芸能記者。
「グループ名のインパクトを超えられていないというのか……(笑)。とはいえ、夏に向け、日テレを中心にガンガン露出が増えることが予想されます。以前、Hey! Say! JUMPが『24時間テレビ』のメインパーソナリティを担当した時は、認知度や人気の上昇はちゃんとありましたからね。
さらにいえば嵐もデビュー後、数年間、伸び悩んでいた時期がありました。そこへKAT-TUNがデビュー早々に大ブレイク。その時はもう嵐はダメなんじゃないかという空気もありましたが、今やジャニーズ1を誇る人気グループに。だから、SexyZoneにも期待したいところです」
「Sexy時代」の到来、実現するだろうか。
<取材・文/渋谷恭太郎>