広島で松本が訪れたのは、広島市内にある避難所となっている矢野南小学校。現在、同避難所でボランティアをしている40代の女性は、
「30分くらい滞在してくれました。義援金を寄付してくれたのもすごいですけど、本当にわざわざ暑いなか、直接ここまで来てくれて……言葉がないです」
松本は避難所で嵐グッズをプレゼント。Tシャツやタオルなどの嵐グッズのほかに歯ブラシや汗ふきシートなどがセットになっていた。
嵐グッズをもらい、松本から直接勇気づけられる言葉をもらった宮原和輝さん(17)は、現在、矢野南小の避難所に避難している。
「一緒に写真を撮ってもらったのですが、そのとき“大変ですね。頑張ってください”と声をかけてもらいました。カラオケで歌ったり、嵐は好きだったので、すごくうれしかった。いただいたグッズにはタオルや歯ブラシなども入っていましたが、もったいなくて使えてないです(苦笑)」
松本が訪れたことで、彼の周りにはサインや写真を求める人だかりができたが、
「僕がサインに名前を入れてくださいってお願いしたら、“Dear カズキでいい?”って言ってサインに名前を入れてくれたり、ひとりひとりすごく親身に対応してくれていました」(宮原さん)
今回の豪雨は、住民にとって一生忘れることのできない災害となったが、松本の行動や言葉も、きっといつまでも彼らの心に残ることだろう。