大相撲名古屋場所で、関脇・御嶽海が初優勝! 

 入門から3年半での“スピード優勝”で、なんと長野県出身の力士としては伝説の力士・雷電以来、208年ぶりというから驚き。出羽海部屋の力士としても38年ぶり、平成生まれ日本出身力士では初と、どこをとっても異例づくしの初Vとなった。

取組後のインタビューでは…

「周りの声援を聞いて、優勝しないといけないという思いでなんとか勝てました」と思わず男泣き。一方で支度部屋に戻る際には「(涙が)自然と出ちゃった」と笑顔を見せるなど、愛嬌も忘れない。

 “みーたん”の愛称で親しまれているが、昨年の週刊女性のインタビューでは、

「昔の力士には“南海の黒ヒョウ(若嶋津)”や“ウルフ(千代の富士)”がいたので、そんな強そうなキャッチコピーが欲しいな(笑)」

 と思わぬ(!?)本音も。そんな愛らしさを大事にしつつも、今後については「“自分たちが世代交代を”という意識を持っていて、その筆頭が自分だと思っています」と力強く語っていた御嶽海。今回の優勝はまさに有言実行で、9月の秋場所は大関昇進をかけた戦いに!

週刊女性PRIMEのみのアザーカットの御嶽海 撮影/渡邊智裕(2017年)
週刊女性PRIMEのみのアザーカットの御嶽海 撮影/渡邊智裕(2017年)

出羽海親方に聞いた!

「優勝後はお祝いのメールに電話がひっきりなしで、うれしい悲鳴ですね。こんな経験、誰もしたことがないってくらい、部屋にもたくさんの祝福をいただいています。

 場所後は僕も本人も忙しく、ここ数日は会えていないのですが、テレビで話をしているところを見ると、やっぱり“現代っ子”っぽいなと(笑)。今後もみなさんに注目してもらえるように、力士としても人としても、成長していってほしいです」