美容整形よりもセロハンテープがいい!?
―それにしても、おふたりとも変わらずおきれいですが、バウムクーヘンも食べていらっしゃるのに、どうやって体形を維持されているんですか?
信子 バウムクーヘンを買ってくださるみなさんのためにも、きれいにしておかなきゃって思うからね。いつまでも好きな洋服を着たいし。でも忙しくて、ジムとかエステとか行く時間ないから、私は毎晩寝る前に、1時間くらいストレッチしてる。骨盤底筋を締める運動とか、かかとをつけてひざを外に広げるスクワットとかね。
麻紀 あたしはできるだけ、2階に物を忘れてくるようにしてるわね。1度に全部持って1階に下りてしまったらそれで終わりだけど、忘れ物をしたら取りに階段を上らないとでしょう? あと、歯磨きしながらとかコーヒーを淹れながら、片足立ちして腰をひねるストレッチもやってる。
信子 習慣にして、毎日やるのがいいよね。テレビを見てるときとかも、ひざの下から上に向かって手でマッサージしたり、小さいダンベルを持って腕を上下に動かしたり、ながら運動は常に意識してやってる。
―お肌もすごくきれいです。
信子 1年中、日焼け対策をバッチリしてるからね。これだけで肌はほんまに違うよ。あとは寝すぎない!
麻紀 それはあたしも一緒。睡眠は毎日5時間くらいで十分。8時間寝ちゃうとその日は1日ボーッとしちゃうからダメなのよね。
信子 よく食べるのも大事かな。今でも週に3、4回はお肉食べてるし。
麻紀 そんなに? あたしは70歳くらいから肉はあんまり食べられなくなっちゃった。今は2か月に1回くらい。でも、おいしいものを積極的に食べに行くようにしてる。
逆に、安易な美容整形はオススメしないわね。人にすすめられてしわ取りのボトックス注射をしたんだけど、おでこのところがヘンな形になっちゃった。しかたないから、テレビに出る前は顔の皮膚を外側に引っ張ってセロハンテープでとめて、形状記憶させてるんだから。
信子 効果あるん?
麻紀 意外とたるみがなくなるのよ。でもこの前、そのテープをはがし忘れたままテレビに出ちゃって、大失敗(笑)。
信子 うちら似てるから、私も10年後はセロハンテープを貼ることになるんかなあ。うまくできるかしら。
麻紀 大丈夫。そのときは、私が秘策を教えてあげるわよ!
<プロフィール>
カルーセル麻紀(かるーせる・まき)◎1942年、北海道生まれ。本名・平原麻紀。15歳で高校を中退し、札幌の「クラブ・ベラミ」などで働き始める。その後、クラブホステスをしながらテレビや舞台などでも人気を博す。1972年にモロッコで性転換手術を受け、2004年には戸籍上の性別も変更。性的マイノリティータレントの草分けとして、後輩たちには「ボス」と呼ばれ慕われ続けている。
マダム信子(まだむ・しんこ)◎1951年、島根県生まれ。本名・川村信子。数か月待ちも珍しくない「マダムブリュレ」を生み出した、カウカウフードシステム会長。幼少のころの貧困を乗り越え、20歳で飲食店経営をスタートさせ、銀座のクラブのオーナーママ、焼き肉店経営を経て、現在の会社を設立。
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(構成/千吉良美樹)