8月も中旬が過ぎ、ちらほら大晦日のNHK「紅白歌合戦」の話題も出てくるころ。
毎年、出場歌手について盛り上がりをみせるが、中でも例年話題になるのは、“ジャニーズ枠”がどうなるか、ということ。
昨年放送の第68回では、Hey! Say! JUMP(初出場)、Sexy Zone(5回目)、関ジャニ∞(6回目)、TOKIO(24回目)、嵐(9回目)の5組が出場(※登場順)。2015年には、Sexy Zone、関ジャニ∞、TOKIO、嵐、V6、SMAP、近藤真彦と、過去最多の7組が出場している。
どうなる、TOKIO
今年のいわゆる“ジャニーズ枠”的なものはどうなるのか。
日頃、ジャニーズ記事を取り扱う記者3名(それぞれワイドショースタッフ、テレビ誌、ウェブニュース)に、聞いた。
「まず、嵐は問題なく当確。そして、渋谷すばるが脱退後、即6人での音楽活動を順調にスタートさせた関ジャニも、もともと知名度が高いので間違いないでしょう。
問題は、24回出場している大ベテランのTOKIOがどうなるか。山口達也の問題により現在まで音楽活動は休止中ですが、長瀬智也が、『彼の音(ベース)がないとTOKIOの楽曲は形にならない』と謝罪会見で明言してしまいましたからね。サポートメンバーなども入れづらく、再開のタイミングは難しいところです」
やはり、TOKIOの出場可否は早くも話題になっているといい、次のテレビ誌記者も、ウェブニュース記者も、まずはTOKIOの出場について、こう読み解く。
「『鉄腕DASH』の視聴率はその後も高い水準を保っていますし、お茶の間の好感度や知名度は相変わらず高い。そのため、一度はなくなりそうになった福島や五輪関連の仕事も、逆に周囲に応援してもらうような空気で再開することができた。
『紅白』という大きな舞台を、再始動の場にするということは、TOKIOというキャラクター性を考えると十分アリかなという気がします。ただ、Eテレで山口さんがMCをつとめた『Rの法則』が騒動の発端で、番組もそのまま終了してしまったので、NHK側としてはちょっと抵抗がありそうです」(テレビ誌記者)
「楽曲のCD売り上げに関しては、ジャニーズ内では正直、下位です。近年の紅白ではデビュー曲の『LOVE YOU ONLY』と『AMBITIOUS JAPAN!』を交互で歌ってるような状態。
あまり知らない新曲を歌うより、代表曲を1年の締めくくりに歌ってほしいという“大御所枠”ととらえれば、全く問題ないですよね」(ウェブニュース記者)
では、配信曲をリリースするなど、話題性が高い元SMAPの3人の出場について聞いてみると、3名の記者は一様に、
「実現したらジャニーズとの初共演になり、大きな話題になることは間違いないですが、現実味に欠けます」
と、声をそろえる。