ジャニーさんの世界観を最も色濃く継承するタッキーが後継者となることで、この先、どのようなことが考えられるだろうか。あるテレビ関係者はこう分析する。
「嵐やTOKIO、関ジャニ∞といったテレビで活躍するグループと、舞台で輝くグループに二極化する可能性はありますね。舞台系では、ジャニーさんから信頼が厚い中山優馬が、外部の舞台にも引っ張りだこですし、ふぉ〜ゆ〜や、関西Jr.だった浜中文一など、CDデビューではない形でジャニーズJr.を事実上卒業したタレントもいます」
ますます巨大化、そして多様化していくジャニーズ。テレビや映画の枠にも限界があり、文春にも新たな養成所の野望について触れられていたが、ジャニーさんはタッキーを右腕として、新たな可能性を模索しているところかもしれない。
「ジャニーさん肝いりのKing & Princeが巣立っていった今、最も力を入れているといわれるHi Hi Jetsと東京B少年。この2つのグループの今後の活躍にも、タッキーが大きく関わることがあるかもしれません」(前出・テレビ関係者)
アラフォーなのに“現役アイドル”として活躍し続ける、飽和状態のジャニーズ事情。今後の課題は、新世代の育成や発掘となるだけに、後継者と指名されたタッキーの期待と重圧は、大きい。
<取材・文/渋谷恭太郎>