損するジャニタレは?
では、タッキー体制となって“得する”のは、どのジャニーズなのだろうか。前出の芸能ジャーナリストは言う。
「『滝沢歌舞伎』シリーズに出演しているSnow Manは、とりわけタッキーのお気に入りだと言われています。今後『滝沢歌舞伎』がどうなるかは不明ですが、新たな演目を行うにしても、『滝沢歌舞伎』のDNAを受け継いだ新作を、タッキーが手がけるのではないでしょうか。
そのときはSnow Manが残留し、大きく関わる可能性は高いですね。昨年の作品は、東京五輪を意識したパフォーマンスになっていましたが、五輪に大きな情熱を持ったジャニーさんの意志を意識した作品になりそうです」
ジャニーさんが社長である以上、今後も決定権はジャニーさんにある。しかし、タッキーの“人選”に興味があるのも事実だ。SnowMan以外に考えられるグループは、まだ他にもあるという。
「『滝沢歌舞伎』に小学生のころに出演し活躍した、ジャニーさんのお気に入りのHiHi Jetsの2人、橋本涼と井上瑞稀も、キャリアによる実力の高さから再登場という可能性がありそうです。
また、Jr.時代に出演していた、キスマイやA.B.C-Zのメンバーも、気心が知れ信頼できる後輩なので、声がかかる可能性は高い。好奇心の高いジャニーさんですから、タッキーの人選には、興味津々にだと思いますよ」
では一方で、タッキー新体制によって、“損する”ジャニーズはいるのだろうか。
「『滝沢歌舞伎』に3年連続出演していた、V6の三宅健がどうなるかですね。今年は共演がきっかけでユニット『KEN☆Tacky』としてCDデビューし、スマッシュヒットを記録しました。
集客力のある三宅を、新作舞台でも重要な役割として残したいという思いがあるかもしれませんが、現時点では全くの白紙。同舞台は“春の恒例”になりかけていたのに、なくなってしまう可能性すらあります。
また、“得する”ジャニーズでも名前を出しましたが、『タッキーはSnow Manを贔屓している』と言われたくないため、逆に彼らを外す可能性も否定できません」(同前)
得するジャニ、損するジャニ、そして無風で影響ナシのジャニ。滝沢体制下での「人事」からも目が離せない。
<取材・文/渋谷恭太郎>