それを見た民放各局、スポーツ紙が真意を確認しようとカイヤの自宅前に駆けつけたのが冒頭のシーンです。報道陣は10数名いたといいます。

 前記した車のクラクションでの威嚇は、彼らに対してなされたもの。しばらく後、マネジャーが運転する車は家に戻ってきました。そこから降りてきたのはカイヤと息子の至恩さんでした。そこでもひともんちゃく。

「車を降りるなりいきなりですよ。『テレビに映すな、警察を呼ぶぞ』と叫び、カイヤは顔を隠し終始無言。マネジャーが板挟みになっていました」(スポーツ紙記者)

 現場は殺気立っていたそうです。

 長年別居中とはいえ、父親も母親も芸能界の人間。その母親の公式ブログを使って何かを発信すれば、それをメディアが取り上げたり、真意を確認するために取材に動くことは自明の理です。

 結局マネジャーが、ブログは息子が書いたものであること、内容はカイヤに確認したうえでアップしているので間違いない、そこに書かれていること以外何もお伝えできない、と説明し、殺気だった現場は沈静化しました。

 川崎VSカイヤと2人の子ども。家族が直接、話すこともなく、メディアやブログを通して互いのいい分を主張。ののしり合い、14年間も別居しているにもかかわらず離婚訴訟を起こし裁判官の手を煩わせ、税金を使わせます。

 子どもに、親の背中をきちんと見せることができなかった麻世&カイヤは、実に罪深いといえます。

<取材・文/間垣ジェーン美瑠>