「来年1月に放送されるWOWOWドラマ『孤高のメス』が、このたびオールアップを迎えました。これで映像関連の仕事はすべて終了。残すは12月5日から始まるディナーショー、そして急きょ追加された特別公演がタッキーの見納めになるでしょう。いよいよカウントダウンですね」(スポーツ紙記者)
12月31日をもって芸能界から引退、ジャニー喜多川社長の後を継ぐべく“プロデューサー”への道を進む滝沢秀明。その“最後の日”が、12月28日にグランドプリンスホテル新高輪「飛天」で行われる『Thank You Show~epilogue~』だという。
高騰するディナーショーのチケット
「一部では、12月31日のNHK紅白で『King & Prince』と“コラボ”出場などの記事も出てましたが、それはないでしょう。滝沢の性格上、後輩の晴れ舞台に水を差すような無粋な真似はしませんよ。あるとすればキンプリの演出に裏方として携わること。同様にジャニーズカウントダウンにも出ないでしょう。よって、彼のラストステージは12月28日です」(芸能プロ関係者)
'95年に13歳でジャニーズ事務所に入所したタッキー。23年間の集大成となるステージは、ファンならずとも見たいところだ。
全国11か所で開催されるディナーショーのチケットは、4万3000円と高額にもかかわらず、販売開始から即売り切れたようだ。
「“どうしても見たい”需要があれば当然、チケット転売が起きてしまうもの。すでにSNSやインターネット掲示板では、取引が行われています。中には20万円や30万円、10倍近くにも吊り上げられているチケットも見受けられます。これにはタッキーも心苦しい限りでは?」(ワイドショースタッフ)
そしてディナーショー以上に、熾烈な争奪戦が予想されるのが12月28日の特別公演だ。というのも同公演のチケットは3900円と、一般的なジャニーズグループのコンサートと比べて約2分の1と激安価格だからだ。
この異例の価格設定は、最後まで応援してくれたファンへの、タッキーからのお礼なのだとも。
「つまりは39(サンキュー)価格です。応募はファンクラブ会員限定で、ひとり2枚まで購入できるのですが、同行者も会員だけに限られます。
徹底して、彼を実際に支えてきた、お金を使ってきたファンだけが参加できるステージにしたわけです。まさに最後のサンキューなのでしょう」(レコード会社関係者)
このタッキーの“粋”に応えるかのように11月14日、ファン有志らが産経新聞クラウドファンディングサービスで『タッキーありがとうプロジェクト』を立ち上げた。支援金額で新聞広告メッセージを掲載するという、近年流行りの試みだ。するとわずか1日で目標金額の100万円を突破し、今もなお金額は上乗せされ続けている。
一方でタッキープロジェクトを受けて、SNS上ではこんな声も。
《私は滝翼ファンだったので滝翼だったらこぞって参加した》
《翼の気持ち考えると乗っかるもんじゃない》
《翼くんがいないのに気付いて微妙な気持ち》
そう、ラストステージ然り、プロジェクト然り、『タッキー&翼』ではないのだ。
9月に解散と、今井翼の“退社予定”は発表されたものの、彼はまだジャニーズに所属しているのだ(ジャニーズ公式サイトにはプロフィールが残り続けている)。「ありがとう」を伝えたい、聞きたいのは翼ファンも一緒だ。
「今も闘病中とのことですから、ステージに立つのは難しいのかもしれません。だからこそ特別公演も、2分の1の価格にしたのではないでしょうか。最後にタキツバとして2人でファンに挨拶できないことを、一番悔やんでいるのは当の滝沢だと思いますよ」(前出・芸能プロ関係者)
ラストステージではせめてもの、タキツバとしての「ありがとう」メッセージがファンに送られることを願いたい。