「主にバックで踊るJr.ユニットをSexy Boysと命名しました。ここにはのちのKing & Princeのメンバーも所属していて、Sexy Zoneのミュージックビデオにも出演しています。

 Sexy Zoneと弟分ユニットSexy Boys、そしてSexy Girlとよばれるファンを合わせて、“Sexyファミリー”という体制を発表しました。

 松島聡を中心としたユニット“Sexy 松(show)”やマリウス葉を中心に、キンプリの岩橋と神宮司も参加した“Sexy Boyz”など、ジャニーさんの宣言通り、Sexyファミリーは様々なバリエーションで展開。Sexy Zone本体も、時には中島、菊池、佐藤の3人体制で活動する時期もあるなど、フレキシブルな活動が続きました」(テレビ誌記者)

Sexyファミリーの完成系

 ジャニー氏は、このように「Sexy」というワードに凝っていた時期があった。ある芸能関係者はこう言う。

「ジャニーさんの“マイブーム”なんですよね。帝劇での舞台テーマが宇宙のときは、『宇宙six』という名前のユニットを誕生させたり、宇宙ブームなのかなという時期がありました。

 近年の、『7 MEN 侍』や『5忍者』、さらに『SixTONES』の曲が『JAPONICA STYLE』だったときは、“和モノ”“ニッポン”ブームなのかなと。“東京B少年”の改名も、東京五輪もありますから、日本的発想の流れのひとつだと思っていたのですが……」

 かつての“Sexyファミリー”構想を、東京B少年の改名で思い出すファンが一定数いるということだ。前出のテレビ誌記者は言う。

「コロコロ変わるSexyファミリーに振り回され、疲れてしまったファンも少なくありません。そのトラウマをSexy美少年で思い出す現象が起こっています。

 Sexyの呪縛で、既存のユニットのいくつかも、SexyJETSやSexyTONES、Sexy侍、Sexy男子など、Sexyユニット化する可能性だってないとは言い切れません(笑)」

『Sexy美少年』の誕生で、こんなことも予想できると、前出の芸能関係者は言う。

「東京B少年は、ジャニーさんがとても力を入れていたユニットであることは間違いありません。もともと大のお気に入りのSexy Zoneとセットで活動する展開もあるかもしれません。

 Sexy ZoneとSexy美少年のジョイントは、ジャニーさん個人としては、ある意味、夢の実現、ずっと構想していたSexyファミリーの完成形なのかもしれません」

 帝国劇場で12月6日から始まる公演のポスターの名前も、すでに『Sexy美少年』に変更されている。そして11月24日公開のYouTube動画では、冒頭で「Sexy美少年です!」と、挨拶もしている。

 Sexyに改名しただけでこれほど話題になるジャニーさんの直感、確かにすごい。

<取材・文/渋谷恭太郎>