好奇心旺盛な小さな女の子・ヴァネロペと、ゲームの世界では悪役だけど、実は心優しいラルフ。ゲームからインターネットの世界へと飛び出した、凸凹親友同士の大冒険を描いたディズニー・アニメーション最新作『シュガー・ラッシュ:オンライン』の公開まで間もなく! 見どころやトリビアなど、ひと足早くご紹介します♪
キャラクターデザインを考えた
アミ・トンプソンさんインタビュー
大阪生まれの日系人アニメーターのアミさんが、ディズニー入社3年目にしてキャラクター担当のアート・ディレクターに大抜擢。来日した彼女に、マル秘エピソードを聞いちゃいました!
――何百ものキャラクターデザインを指揮したとのことですが、終えてみていかがですか?
「いろんなスタイルのキャラクターが描けたので、すごく楽しかったです! 主人公のヴァネロペは前作から続くキャラクターですが、完成まで2年くらいかかって。毎日、彼女のことを考えていたので、夢にも出てきました(笑)」
――職場は、どのような雰囲気でしたか?
「最初から最後まで、スタッフ全員が楽しんで描いていたのが印象的です。キャラクター以外に、背景にもスタッフの面白いアイデアや遊び心がいっぱい! 映画の中には、私の飼い猫も登場します(笑)」
――探してみます(笑)。そして、今回は歴代のディズニープリンセスがまさかの大集合!
「私も初めてその内容を知ったときは衝撃的で。いまだに信じられない! もともとのプリンセスを描いたアニメーターさんや、声優さんにもお会いして、キャラクターについてたくさん勉強したうえで、みんなで作っていきました」
――ここにも注目すべき点が?
「そうなんです。例えばポカホンタス。ひとりだけ髪がなびいてたり、彼女のシーンで葉っぱが飛んでたり。細かいところにも注目していただきたいですね」
――私服姿のプリンセスたちには、ビックリ。「気づきましたか? シンデレラのシャツには“G2G”って書かれているんですが、これはネット用語で“もう行かなきゃ”って意味なんです。ムーランのスカジャンにはムーシュー(『ムーラン』に出てくるドラゴン)の刺しゅうが入ってたり、それぞれデザインにこだわりました。見れば見るほど、新しい発見があると思うので、みなさんにもぜひ楽しんでもらえたらと思います」