(2)30歳を過ぎていた
かつて、女性を「クリスマスケーキ」と嘲弄する風潮がありました。クリスマスケーキはシーズンものの商品なので、25日を過ぎると売れなくなる。となると、買い手を見つけるために値引きすることがあります。同じように、25歳を過ぎた女性は結婚相手としての価値が暴落すると愚弄した言葉でしたが、25歳でコレですから、30代の独身女性がどれだけ肩身が狭い思いをしていたか想像がつくでしょう。
当時は女子アナ30歳定年説(30歳を過ぎた女子アナは、仕事が来ない)とも言われていました。婚約会見の際、31歳だったケイコは未婚女性の正装、振り袖でのぞみましたが、「年増」とか「初々しさがない」と週刊誌は書きたてました。
(3)できちゃった結婚だった
結婚披露宴の際、ケイコのお腹は少しふくらんでいました。記者はしつこく「妊娠していませんか?」と聞き、ケイコは一貫して否定していました。ケイコがそれから数か月後に出産したということは、妊娠が先の結婚だったと言えるでしょう。
つまり、30歳を過ぎた崖っぷちのチーママが、相撲一筋で純情な貴乃花氏をだまして、できちゃった結婚に持ち込んだ、希代のヤバ女じゃないかという仮説ができあがってしまったのです。今なら大問題になるでしょうが「オンナが年上なんだから、避妊はリードしてやれ」という意見も堂々と週刊誌に書かれていました。バッシングを振り返り、ケイコは『バイキング・ザ・ゴールデン』で、「結婚後数年は毎日嫌がらせの手紙がきて、小包も郵便局で開けないといけなかった」と嫌がらせのすさまじさを語っています。
ひと昔前であれば有名人の離婚はマイナスイメージでしかなかったのですが、最近は必ずしもそうとは言えません。しかし、離婚後のケイコはまたバッシングされそうな火種を2つ持っているように思います。1つは自分の仕事、もう1つは長男である優一氏です。