ウーロンハイの「ハイ」って何? “女のカン”って本当にあるの? 水族館のおいしそうな魚たち、死んだらどうなる? ……などなど、なんだか気になるギモンを週刊女性が独自調査! 頭に浮かんだ“モヤモヤ”を解消しちゃいます!
「好きなカップ焼きそば」には地域差がある?
よく言われるのが「東の『ペヤング』、西の『U.F.O.』」。同じカップ焼きそばでも、関東と関西では人気商品が違う、という例だけど、さらに細かい地域差があるんだって!
都道府県別のご当地情報サイト『Jタウンネット』の調査によると、北海道での圧倒的人気はスープがついた『やきそば弁当』(8割が支持)、青森県を筆頭に東北地方では『焼そばバゴォーン』が台頭。
そして東北の太平洋側から関東、中部地方までに、強力な帝国を築き上げているのは『ペヤングソースやきそば』。一方、愛知以西の西日本を制しているのは『日清焼そばU.F.O.』。その勢力は九州四国にまで及ぶという。
ちなみに『ペヤング』は発売当初、高価だったカップ麺を若いカップルで2人で1つを食べてほしいという願いをこめ、「ペア」と「ヤング」からペヤングの名になったとか。
ウーロンハイ、緑茶ハイの「ハイ」って何よ?
居酒屋でよく見るメニュー「○○ハイ」。焼酎をお茶などで割ったりするものだから、ハイ=焼酎なの?
「ウチの商品名がヒントになっているようです」
と、話すのは焼酎の割り剤『ハイサワー』のメーカー、博水社の田中秀子社長(写真)。ハイサワーのハイからきた呼び名だった?
「『輩サワー』という名前で売り出した商品で、当初は“焼酎をレモンや炭酸で割るなんて”と驚かれました。人気が出てくると、やがてチューハイやウーロンハイなどと呼ばれるメニューがいろいろなお店に登場しました」
同じようにお酒を何かで割るもので「○○サワー」があるけど、こちらは炭酸のイメージ。それも『ハイサワー』の名前からきているという説も!
「○○サワーと○○ハイの違いに特に定義はなく、提供するお店によってネーミングはさまざまです」
カニと思ってたアレは実は…!
太い脚が魅力のタラバガニ。実はカニではない!?
「カニやエビの仲間は脚が10本あるので、十脚類といいますが、タラバガニは脚を数えると4対、8本です」
と教えてくれたのは上野動物園の元園長・小宮輝之さん。じゃあ、いったい何もの?
「実は、ヤドカリの仲間です。タラバガニのいちばん後ろの脚は、小さくて甲のなかに隠れています。ヤドカリの仲間は、はさみを含めて6~8本の脚で歩き、餌をとります。8本脚のタラバガニはヤドカリの仲間なんです」
ヤドカリでも、おいしいからいっか〜!
肉は腐りかけがウマイって本当?
ここ何年か“熟成肉”が流行っているけれど、アレは腐りかけがうまいってこと? 本当に美味しいのか肉のプロに聞いてみた。
「もともと牛肉にある酵素が自分の身体を分解することによって、うまみが増します。なので、牛をさばいてから問屋で2週間ほど寝かせ、その後、小売店でだいたい2週間からお店によっては8週間寝かせるところも。消費者の口に入る前にすでに寝かされているので、もう美味しい状態で売られていますよ」(浅草『ちんや』6代目店主・住吉史彦さん)
売られている肉がそんなに時間がたっているとは! 熟成させてるってことか!
「熟成肉も寝かせている状態ですね。A3ランクの牛肉でも寝かせると、A5より美味しくなるという研究結果も出ています」