女優の柴咲コウ(37)が2016年の映画『信長協奏曲』以来、3年ぶりにスクリーンに登場する映画『ねことじいちゃん』が、2月22日の「猫の日」に公開となる。
本格的に復帰する理由
「柴咲は2017年のNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』以降、CMには出演していましたが、昨年のドラマ『dele』(テレビ朝日系)にゲスト出演した程度で女優の活動は控えていました。『ねことじいちゃん』で本格的に復帰し、4月にはWOWOWのドラマ『坂の途中の家』でも主演を務めます。
ファンからは“柴咲コウが戻ってきた!”と歓喜の声が上がっていますね」(テレビ誌ライター)
柴咲コウといえば、女優として活躍する一方で歌手・RUIとしてもヒット曲を持ち、昨年は国外活動時のアーティスト名としてMuseK(ミュゼック)を名乗ることを発表した。
「実は柴咲には女優、歌手以外にも、実業家としての顔もあるんです。2016年、エンタメ・コマース事業を行う会社としてレトロワグラース株式会社を資本金1億7000万円で設立して、CEOに就任したことが話題になりました。
起業直後には女優業引退かともささやかれたのですが、どうやら事業は必ずしもうまくいっているとはいえないようですよ。過去のインタビューで、“芸能界に興味はなく、お金のためにやってきた”と語っていた彼女の今回の女優復帰には、そうした副業の伸び悩みも関係しているという話も聞こえてきていますね」(女性誌記者)
現在、『レトロワグラース』は、アパレル事業、食品事業、エンターテインメント事業の3部門に分かれている。
アパレル部門では17年に立ち上げたファッションブランド「MES VACANCES(ミヴァコンス)」を取り扱い、食品部門では化学調味料を使わないレトルト食品などを販売。エンターテインメント部門では、柴咲自身のオフィシャルウェブサイトの運営やグッズ販売などを行っている。
「当初は“通販の商品数が少なすぎる”と批判もありましたが、昨秋から販売が始まったファッションアイテムを合わせると点数が増えてきた。ただ、柴咲は、同社の上場をねらっているという話なんですが、簡単ではないようです。
そこで、エンタメ部門の売り物でもある、柴咲自身の力がどうしても必要になってくるというわけです。ファッションブランドのイメージアップのためにも、女優・柴咲コウにはまだまだ活躍してもらわなければならない、ということだと思います」(前出の女性誌記者)
実際、柴咲のインスタグラムでは、自社ブランドのアパレル商品がさりげなく紹介されていたり、自然食品がおすすめされていたりする。事情はどうあれ、これをきっかけに再びバンバン映画やドラマに、出まくってほしいものだ。