ジャニーズの元カノたちの軌跡に学ぶ

 後がないなんてことはない、という証明の1つとして、ジャニーズの元カノたちの軌跡を見てみましょう。

 元SMAP・稲垣吾郎と約10年も交際していたと報道されていた女優・菅野美穂。2012年に発売された『結婚、しない? 女子1532人の恋愛・結婚・セックス』(朝日新聞出版)のインタビューに答えた独身時代の菅野は、「世界中に70億もの人がいるのに、これだけ多くの人が結婚をしていない。人間は結婚や生殖でないことを考える時期が来ているのではないか」と、ちょっとメンタルがヤバそうな発言をしていた時期もありましたが、共演した俳優・堺雅人の猛アプローチにより、交際3か月で結婚。結婚後、堺はドラマ『半沢直樹』(TBS系)で超高視聴率を記録。菅野も女優を続けながら、二子を出産しています。

 女優・佐々木希は嵐・二宮和也との交際が報じられましたが、破局後に交際したアンジャッシュ・渡部建と結婚を決めています。櫻井翔の元カノと言われていた女優・堀北真希は、俳優・山本耕史と交際2か月でのスピード婚、現在は活動を休止して育児に専念しています。

 少ない事例ですが、ジャニーズと破局した女性陣は、交際に制約の少ない男性とさっさと結婚を決めて、自分の主義を貫いて家庭を築いていることがわかると思います。

 2018年8月23日号の『女性自身』(光文社)によると、櫻井が小川アナとの別離を選んだ理由は、嵐の20周年記念イヤーに結婚している場合でないこと、有働由美子アナとともに『NEWS ZERO』(日本テレビ系)の二枚看板とならなくてはいけないこと、加えて2020年の東京オリンピックをあげています。やや、こじつけた感はありますが、結成20周年とオリンピックがほぼ同時であるということは、結婚できるタイミングとは言えないのではないでしょうか。

 櫻井と離れた小川アナですが、『スポニチアネックス』によると、7月から『NEWS23』(TBS系)の新メインキャスターを務める方向で調整に入ったそうです。フリー転身後の初仕事としては、申し分ないでしょう。テレビ朝日で培った実績があり、櫻井との恋愛で幅広く名前を売り、ダメだと思ったら、ササッと引いて別のパートナーを見つける。忙しい現代に生きる女性たちは、ヤバいくらいに能率がいい小川アナをお手本にされてはどうでしょうか。


プロフィール
仁科友里(にしな・ゆり)
1974年生まれ。会社員を経てフリーライターに。『サイゾーウーマン』『週刊SPA!』『GINGER』『steady.』などにタレント論、女子アナ批評を寄稿。また、自身のブログ、ツイッターで婚活に悩む男女の相談に答えている。2015年に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)を発表し、異例の女性向け婚活本として話題に。好きな言葉は「勝てば官軍、負ければ賊軍」。