低価格の設定に「ジャニーズ独特のこだわりを感じる」と、ジャニーズ事情に詳しいあるテレビ誌記者は言う。
「昔からジャニーズタレントには小・中学生のファンも多いので、その子たちが自分のおこづかいの範囲で楽しめるように、と低価格にしていると思います。それはジャニーさんとメリーさんの優しさだと言われています。
なので、コンサートグッズなどは他のアーティストより安めの設定になっていると思います。滝沢くんも、そのあたりのジャニーさんイズムも受け継いでいるはずです」
とはいえ、当のジャニーズファンには、「500円の課金」を快く受け入れられないという人も少なからずいるようだ。前出のテレビ誌記者は言う。
「生配信の価格がいくら安いといっても、お金がかかることを嫌がるファンが意外と多いんです。まだデビュー前のJr.ですが、昨年春からYouTubeにチャンネルを開設し、日替わりで新作動画を提供しています。
これを、独自の会員向けサイトで月額料金をとって提供しても不思議ではないのですが、YouTubeはもちろん無料。『ISLAND TV』でも、多くの動画は無料で楽しむことができるはず。
それなのに、『今まで無料で見られていたのに、なぜこれだけお金を取るの?』と、生ライブ配信とはいえ、不満を感じるファンがいるようです。なかには『あと100円足せば、600円のうちわが買えるのに』という感覚のファンもいるようですね(笑)」
これまでウェブ上で、アーティスト写真の掲載を禁止し、かたくなに“ネット鎖国”を貫いてきたジャニーズ事務所だが、昨年からの怒涛(どとう)のネット解禁に、ファンもなかなか順応できないのかもしれない。
500円配信も、フタを開ければ大好評、という可能性も高い、かも!?
<取材・文/渋谷恭太郎>