「もうエイターはつらい思いをしたくないです……」
3月7日に発売された『週刊文春』で報じられた錦戸亮の関ジャニ∞脱退。しかも、ジャニーズ事務所からの退所の可能性もあると報じられたことから、“エイター”と呼ばれる熱心なファンの間では動揺が広がっている。
「昨年はメンバーだった渋谷すばるさんが海外を拠点に音楽活動をするため、事務所を退所。2月28日には自分のサイトを立ち上げ、退所後初めてファンへのメッセージを発信しました。これで錦戸さんまで退所となれば、2年連続でメンバーが離れることになってしまいますね」(スポーツ紙記者)
関ジャニ∞といえば、今年デビュー15周年を迎える人気グループ。ファンクラブは60万人を超え、ジャニーズ内では嵐に次ぐ会員数を誇る。
「関西ジャニーズJr.出身のメンバーで構成され、歌やダンスだけでなくお笑いの要素も取り入れたグループとして活動してきました。村上信五さんはバラエティー番組のMCとしても評価が高く、第2の中居正広とまで呼ばれるほどですよ」(同・スポーツ紙記者)
そんなグループでメインボーカルを務めた渋谷は、アイドル活動よりも音楽を追求することを選択した。そこには、'14年に独立した赤西仁の存在が大きいという。
「ジャニーズから独立後、赤西は個人事務所で活動していますが、大手であるユニバーサルミュージックと業務提携。また、'17年に独立した元SMAPの香取慎吾や稲垣吾郎、草なぎ剛の3人の『新しい地図』は、ワーナーミュージックと契約しました。つまり、ジャニーズを辞めることが、音楽活動にはハンデにならないことがわかったんです」(レコード会社関係者)
そのような現状を見ているからこそ、渋谷はミュージシャンとして活躍できると見込んで独立したのだろう。そんな中での錦戸の“脱退報道”。どうやら彼は、音楽より俳優業で生きていくことを考えているという。
「昨年はNHK大河ドラマ『西郷どん』で、主人公の西郷隆盛の弟である西郷従道役を1年間にわたって熱演。今年1月からスタートした月9ドラマ『トレース~科捜研の男~』では主演を務めています。今は役者として脂がのっていますし、たとえ独立したとしても俳優としてやっていける自信があるのでしょうね」(芸能レポーター)
独立後のことを暗示しているのか、最近の雑誌のインタビューでは、役者への誇りものぞかせている。
《自分が今、ジャニーズっていう会社におって、関ジャニ∞というのがあって……それ以外で、錦戸として1人でやっているのはお芝居する場所しかない。そこがすごく……うん、めっちゃ大事にしたい場所やなって思います》(『BARFOUT!』'19年3月号)
いまだにジャニーズを辞めるとテレビに出ることは難しいといわれている。だが、映画や舞台、またネットドラマなどへの出演のハードルはそこまで高くないことは、新しい地図の活躍を見てもわかる。