──幸せホルモンと恋愛で揺らがない精神力、これは芸能界じゃなくても大事ですね! そう考えると石原真理子さんは恋愛でグイングイン揺らいで、“激しいG”がかかっているようです!
高須「彼女はモテ役がぴったりで、本当にきれいだった。そのころを知る僕には、もはや今の石原さんは見るのもツライ! 顔のパーツは変わらないのに、不摂生な生活を送っているせいか、むくんでいるように見えるね。メイクもファッションも昔のを引っ張り出してきました、みたいで痛々しい。今年も太眉が人気とはいえ、石原さんの太眉は“昔の太眉”ですよ!」
──一般の方でも、きれいなのに髪型やメイクが昔っぽい人ってけっこういます。それを変えるにはどうしたらいいのでしょうか?
高須「雑誌や、今ならネットにもいろいろな美容情報が載ってるでしょ。それを見て、ドラッグストアでもいいから“今”のアイテムをチェックすること! “高かったから……”なんて言って昔の口紅を後生大事に使ってる、なんてことはダメですよ! 時代に合わせつつ、自分の年齢も考えて調節するのって大事だからね」
老けにくいのは◯◯顔!
──私もメイクポーチを見直します! ところで、酒井さんと広末さんも見た目のイメージがあまり変わらないのに驚きます。
高須「2人とも大きな体重の変動がない、またはほんのちょっと太ったくらいで、頬がふっくらしている。これが大事だね。エビス顔じゃないけど、福々しい顔って頬の丸さがポイントだから。やはりホリが深すぎず、目も大きすぎない丸顔は老けにくい!」
──顔全体がそげたようにヤセてしまった中森さんとは、真逆なんですね。
高須「あまりヤセちゃうと、顔のハリは失われ、内面からの輝きや潤いもなくなり、シワっぽくなってしまうもの。30過ぎたら若いころより数キロ太ったくらいのほうが、若さを保つには大事だと思うね。それが難しい場合は、ヒアルロン酸や脂肪注入でふっくらさせるのがベストだね」
──なるほど。ではまだ20代ののんさんはいかがでしょうか?
高須「う~ん……。『あーちすと』って名乗るのが気にかかる! 行き詰まった有名人ってこの手のことをやりたがるけど、だいたい失敗してしまう。普通に『女優・タレント』でいいんじゃないの? 今まで積み上げたものがあって、今ののんさんがあるんだから、それを大事にしたほうがいいと思うな」
──しかし、この“平成お騒がせシスターズ”のように、芸能界は美女を暴走させてしまう部分があるのでしょうか?
高須「若くして基礎的な教育もまだのうちに芸能界入りしてしまうと、普通の感覚というものが育ちにくい。だから、恋愛ざたなどで大きく揺らいでしまう人も多いんじゃないかな。芸能界で活躍し続けるには、身も心も鍛えるのが大事だね!」
<プロフィール>
高須克弥(たかすかつや):
1945年愛知県生まれ。高須クリニック院長。医学博士。昭和大学大学院医学研究科博士課程修了。昭和大学医学部客員教授。
脂肪吸引手術など世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。金色有功章、紺綬褒章を受章。『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『ダーリンは70歳/高須帝国の逆襲』(Kindle版)、『行ったり来たり僕の札束』(小学館)、『ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて』(小学館)、『炎上上等』(扶桑社新書)、最新刊は『大炎上』(扶桑社新書)