飯田氏は、稲垣を“自分を殺さずに、世渡りが上手にできちゃう人”とも評した。
「大きな流れに逆らわないで1度は乗ってみて、そこから考えてみる。主人公のタカオはどうしようもない男なんだけど、妻の命令にはなぜか強く抵抗しないで、スッとやっちゃう感じで、それは稲垣さんにもあると思っていました」
その後、飯田氏は稲垣本人と会い、自分が思っていたイメージどおりだったと話す。
「原稿を読んだ稲垣さんからも“タカオがとるリアクションが僕っぽい”という言葉をもらえて、うれしかった。すごくハマっているから、『ロストマン』が面白くなる予感しかしない」
今後のストーリーについて聞くと、
「バランス感覚のいい稲垣さんだからこそ、大きな悪い波にのみ込まれたときに、彼の真価が描けるんじゃないかと思っています。今後も、慌てふためく稲垣さんの姿をみなさんにお届けします(笑)」
SNSでのコメントが制作の励みに
現在、飯田氏は『ロストマン』の第13回分までの原稿を書き上げているが、SNSでのコメントが制作の励みにもなっているという。
「毎週、反応を見るのが、とても面白い! 読者のみなさんと一緒に物語を作っている感じがして、楽しいんです。週刊誌なので毎週の連載は大変ですが(笑)」
ニュースサイト『週刊女性PRIME』の掲示板では、稲垣以外のキャスト案も募集中。
「“あー、ハマるかもね”という俳優の名前もあったりして、とても参考になっています。どんどん書き込んでもらいたいです。いずれは、みなさんが希望する主要キャストをランキングで発表してもいいかもしれません」
気になる映像化については、
「連続ドラマが向いているかな。ですが、もう少しお待ちください。内容的にすごく制限がかかってしまう可能性があるので、のびのびできる媒体でやりたいと思っています」
実際にタカオを演じる稲垣の姿はいつ見られるのか、期待は高まるばかりだ。