5月22日、大麻取締法違反(所持)の疑いで元KAT-TUNのメンバーで歌手の田口淳之介容疑者が現行犯逮捕された。長らく内縁関係にあった小嶺麗奈容疑者も同時に逮捕されており、世間に大きな衝撃を与えている。

「麻薬取締部の調べに対し、2人は大麻の使用に関して認めているといいます。ただ、田口容疑者が“大麻は2人のものです”と話しているのに対し、小嶺容疑者は“大麻は私1人のものです”と彼をかばうような説明をしており、それぞれの供述が食い違っています」(スポーツ紙記者)

 田口容疑者は‘99年にジャニーズ事務所に入所し、‘06年にKAT‐TUNとしてメジャーデビュー。デビューシングルの『Real Face』がいきなりミリオンセラーを記録するなど、絶好のスタートを切ったはずだった。

「‘10年に赤西仁さんが、'13年に田中聖さんが相次いで脱退し、4人体制に。‘14年に行われたコンサートではMCで“こうやってみんなに会える場があるのはすごくいいことだし、こういう場所を無くしちゃいけない”と語り、グループへの愛を感じさせていたのですが……」(同・スポーツ紙記者)

 ファンの思いもむなしく、‘15年11月に田口容疑者がKAT‐TUNの脱退とジャニーズ事務所の退所を表明。翌年の3月をもって正式にグループを離れることとなったのだが、脱退までの4か月間、彼は少し不可解な動きをしていた。

突然の別居で

宣言の後から、交際していた小嶺さんと彼女のお母さんを静岡県内の別荘エリアにある一戸建てに引っ越しさせたんです。当時住んでいた都内のマンションも、そこまでセキュリティが甘い場所ではなかったと思うので、わざわざ別れて住まなくてもよかったと思うのですが……」(小嶺の知人)

 その家は海からほど近い、うっそうと木々が生い茂る山中にある。普段はほとんど人も通らず、まさに“隠れ家”と呼ぶのにふさわしい場所だ。

小嶺さんはほとんど外出をせず、日用品はお母さんが買い物に行くか、インターネットショッピングで配達してもらっていたといいます。田口さんは仕事の合間を見て、ときどき顔を出していたそうですよ」(同・小嶺の知人)

 確かに、週刊女性が数週間にわたって取材を続けても小嶺容疑者の姿は1度も確認することができず、買い物に行くのも犬の散歩をするのも彼女の母だった。

恋人がマスコミから狙われることを警戒していたのかもしれないですけど、ちょっと用意周到すぎますよね。そんなに隠したいことでもあったのかと思ってしまいます」(田口の知人)

 田口が3月末で事務所を退所し、4月になると別荘はもぬけの殻となり、都内のマンションでふたたび同棲生活が始まったのだった――。

 2人の自宅で押収されたモノから、常習していた可能性も指摘されているという。3年前の一時的な逃避行は、大麻使用のためでなかったことを祈るばかりだ。