5月16日に、山下智久がジャニーズ事務所のタレントとして初めてインスタグラムのアカウントを開設した。

「登録して2週間ほどでフォロワー数は280万人超え。松田翔太さんや山田孝之さん、さらにかつての“親友”で元KAT-TUNの赤西仁さんなど、名だたる芸能人もフォローしています。一方で、彼がフォローしているのはたった6人だけなんです」(芸能プロ関係者)

 いったい、どんな人をフォローしているのだろうか。

ハリウッドの俳優であるウィル・スミスさんやレオナルド・ディカプリオさんなど、海外で活躍している俳優や映画プロデューサーに絞っています。海外の人と交流するために使っているように見えます」(同・芸能プロ関係者)

ブランディングに使える

 そもそも、インスタグラムの利用者は圧倒的に海外の人のほうが多い。

「全世界で10億アカウントと言われています。この数字は最低1か月に1回はインスタを開くアクティブユーザーのアカウントです。そのうち日本人は約2900万アカウントなんです」(IT業界関係者)

 株式会社『ROC』の代表取締役でITジャーナリストの坂本翔氏は、山下のように、ヘビーユーザーである海外の人に向けて発信することは利点があると話す。

海外のユーザーと日本のユーザーにブランディングできるところは強みですね。先日、ウィル・スミスさんと一緒に撮った写真を投稿していました。これは“自分はこういう人とつながっています”と、日本にいる人と海外でウィル・スミスさんをフォローしている人に対するブランディングになります。ウィル・スミスさんのファンの中には、この投稿を見て興味を持って山下さんのことを調べる人もいるかもしれません

 インスタを利用している芸能人は多いが、その中で渡辺直美は883万人にフォローされており日本の芸能人の中ではトップだ。一方、山下のフォロワー数は280万人と彼女に比べると少ないようにも見えるが、実は“ある数字”ではすでに彼女を上回っている。

インスタグラムのフォロワー数を分母に、1つの投稿に対する「いいね!」数を分子にして数値化したものを“エンゲージメント率”といいます。山下さんのエンゲージメント率を計算すると、フォロワー数が280万人に対して、1つの投稿に平均で120万の「いいね!」をされていることから、エンゲージメント率は約42%になります。

 一方、渡辺さんは883万人のフォロワーがいて、「いいね!」をされている平均は30万程度なのでエンゲージメント率は約3・3%になります。そう考えると、山下さんのフォロワーの半数近くが反応している計算になるので、彼の影響力が高いことがわかります」(坂本氏)

 インスタで世界中の人と“アミーゴ”になれるかも!?