「格差婚=母性本能から」は誤解!
結婚に至るためには3つの普遍的なステップが
かくして恋愛に発展し、無事に結婚に至ったふたり。しかし川栄さんと廣瀬さんとでは、正直、知名度で雲泥の差があります。いわゆる格差婚なワケで、川栄さんの母性本能でもくすぐられたのかな? なんて邪推してしまいますが、実はこれ、誤解だとか。
「“格上”の女性が『面倒を見てあげたい』『育てたい』という思いから男性を見初めたと思われがちですが、それはイメージにすぎません。そのような『保護欲求』は、本質的には子どもやペットに対して抱くもので、恋愛感情には直接的には結びつきにくいものだからです。仮に女性がそのようなことを口にすることがあっても、それは自分の心を誤認している可能性が高く、実はそれ以外の要因が影響しています」
恋愛から結婚、安定的な夫婦関係に結びつくまでには、“SVR理論”を満たすことが必要といわれているそう。それは社会心理学者・マースタインによるパートナーシップを結ぶための3ステップの考え方です。
■第1段階「お互いにとって相手が刺激的であること」
一般的には、見た目や行動などが対象になることが多いですが、社会的な立場の違いは、その最たるものでしょう。自分と違うところが多く、新しい刺激が日常に生じることは、生活の潤いにつながるため、相手の存在を自分にとって有意義なものと見積もるのです。
■第2段階「互いの類似性を発見すること」
これは第一段階の逆に思えますが、「違うと思っていた相手に、実は自分と近い(似ている)ところがあった」というのは、関係のさらなる進展につながります。いわゆるギャップ萌えです。
■第3段階「互いの相補性に気がつくこと」
お互いがそれぞれの長所を生かしたり、欠点を補い合ったり、というのは、格差があるからこそ際立つともいえます。
「川栄さんと廣瀬さんは、この3ステップをきちんと踏んで結婚に至ったものと思います。ただし廣瀬さんが、刺激や相補性を川栄さんの人となりではなく、『有名女優だから』『お金があるから』といったスペックに求めた場合、SVR理論を本質的に満たしたとはいえず、将来の関係破綻のリスクになるでしょう」