そして平成をまたぎ、令和を迎えた今は全国42店舗('19年6月時点)。とりわけ西日本に集中している。
「不思議なことに、東日本よりも西日本のほうが売り上げがいいんです。理由はわかりませんが、西日本のほうがGramのコンセプトが受け入れられる土地柄のようです」
時代とニーズに応じた変化を
しかしながら、最盛期の約5分の1とは寂しい限り……。
「閉店する百貨店が増え、Gramの店舗数も徐々に減っていったのは確かですが、デパ地下は活気があるので、近年のデパートの衰退は直接的原因ではないと思います。回転台には直径4・5mあるものもあり、売り場面積をとるため、ほかの店舗を入れにくいからではないでしょうか」
現在は、100g200円と250円の2つのコーナーがあるという。
「やはり親子連れに人気です。“どこに行けばあるのか?”というお問い合わせもよくいただきます。これまで、時代に応じたお菓子や機械を開発してきましたし、好きなお菓子を好きなだけ購入できるスタイルは、現代にもマッチしていると思います。今後もニーズに応じた変化や進化をしていきたいと思います」
今日も、お菓子は回り続ける─。
(※価格は注記がない限り、すべて税抜き)