キムタクは、ネット番組でUruの楽曲提供についてこのように話している。
「彼女の歌を聴いて、素敵だなと思っていて。曲をお願いしたら、ソッコーで3曲くらい作ってくれて、そのうちの2曲を収録します」
SMAPによってキムタクとつながったUruだが、そのSMAPはもう存在しない。
'16年に解散後、キムタクと中居正広はジャニーズ事務所に残留し、稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の3人は独立して『新しい地図』を立ち上げたのは周知のとおり。キムタクのアルバム制作という本格的なソロ活動に関しても、“これでSMAP5人の活動の希望が消えた”と絶望するファンの声も少なくない。そんな中、再結成を願っていた大物が吠えた。80歳になる『日本財団』会長の笹川陽平氏は、自身のブログで、
《夢の実現のため怨讐を忘れ、パラリンピックまでの期限付きでSMAPの再結成を願いたい》
SMAPは'15年にパラリンピックの“サポーター”に起用されたが、解散後は『新しい地図』の3人がその任を続けている。改めて笹川氏にブログの真意を尋ねてみると、
「私は彼らをパラリンピックの啓蒙活動の恩人と思っています。来年に迫ったパラリンピックに向け5人が力を合わせてくれることが可能なら、大会の成功に向け大きな力になると思っています」
つまり、SMAPが再び集まれば、2020年東京パラリンピックは大成功を収め、それが日本の国際的な評価にもつながるというのだが……。たとえ“日本のドン”であっても、再結成の夢が叶えられる可能性は低いだろう。
アマチュア時代、ヒット曲『らいおんハート』もカバーし、SMAPのことが好きだったというUru。そんな彼女の歌声に聴き惚れたキムタク。無名アーティストを大抜擢した理由、そこにはSMAPへの思いが募っているのかもしれない─。