木下優樹菜が「タピオカ店のオーナーを恫喝している」というすごい響きのニュースがネットを中心に騒がれている。
今年オープンしたタピオカ店のオーナーと、ママ友であった木下の姉との間でトラブルが発生。それに馳せ参じるかたちでオーナーに送った脅迫めいたインスタのDMがネット上に晒され、謝罪するまでに追い込まれてしまった。
かつて週刊誌に「半年で14人の逮捕者を出した学校を卒業した」と報じられたほどの元ヤン&おバカキャラというスタイルで急激にブレイク。フジモンこと藤本敏史と'10年に結婚し、2人の子どもに恵まれてからは『理想のママランキング』(GIRLS'TREND研究所)で4年連続1位を獲得。ワタベウェディングが実施した『理想の芸能人夫婦』では、なんと5年連続で1位に輝くなど(もはや毎年同じ人に聞いてやしないか……?)ママタレとして確固たる地位を築いてきたユッキーナ。
おバカタレント時代の持ちネタ、「チョリーッス」をいつ封印したかをまったく気づかせないほど華麗なジョブチェンジでうまく“理想のママタレ”へと転身したかと思えば、「タピオカ店オーナーを恫喝」である。『三つ子の魂百まで』とはこのことか。
『理想の夫婦』という呪い
何が本当のことなのか、トラブルの真相は本人たちのみぞ知るといったところだが、ツイッター上に流出したインスタDMの文言がとにかくヤバかった。
《これからの出方次第でこっちも事務所総出でやりますね》
《いい年こいたばばあにいちいち言うことじゃないと思うしばかばかしいんだけどさー(中略)今のうちに、謝るところ謝るなり、認めるところ認めて、筋道くらいとおしなよ》
まさに一点の曇りもないほどのドヤンぶりである。英字がたくさんプリントされたスウェットを着ながらこの文を打ったのだろうか。そしてキティちゃんの健康サンダルを履いて深夜のコンビニに夜食でも買いに行ったのだろうか。そんな情景が浮かぶ文体だ。
当然ながら、彼女のインスタのコメント欄は非難のオンパレードである。
かつてベッキーも例の不倫騒動のときに「センテンス スプリング!」とのLINEが流出して大ごとになったが、やはり個人宛のLINEやDMだと人間味がモロに出てしまうということもあるのか、妙に炎上ぶりに拍車がかかる気がしてならない。スクリーンショットという画像の仕様だからこそ、拡散力が半端ないということもあるのだろう。
ここで気になるのは彼女を投票数で支え、『理想のママ』ランキング1位に君臨させ続けてきたファンの存在である。
ユッキーナは'09年から『MY HOMIE 木下組』というファンクラブを発足させ(つまり彼女は組長……?)、定期的にファンと『集会』(こちらも今となっては意味深な表現)と称してイベントを行ない、大盛況を呼び続けてきたという。しかし、そんなファンたちも今回の件には落胆を隠せない人も少なくないようで、
《ユッキーナが相手方に送ったDMの内容は本当に稚拙で残念な姿でした。けど失敗は誰でもする。がんばって!》
《娘ちゃんたちに素敵なママだと思ってもらえるよう、言葉使いや発言には気をつけてくださいね いつまでもヤンキーじゃないんだから》
と、インスタのコメント欄にもガッカリの色が滲んでいることがわかる。「昔は私も色々とワルやってきたけどさぁ〜」が今の彼女のポジションを確立させたわけで、「今もワルなんだけどさぁ〜」では全く笑えない。『理想のママ』が人を恫喝するというのは、学校教師がイジメをしているのと同じくらいのありえなさなのかもしれない。
結果、夫のフジモンとの共演が話題だった『P&G』のCMもホームページから動画が削除されるということに。『理想の芸能人夫婦』であるがゆえに、夫にも飛び火しているかたちだ。