「やはり木村拓哉の5年連続1位というインパクトからですよね。かつての『anan』の“抱かれたい男”のランキングとともに、ナンバーワン=キムタクという構図が強く印象づけられた」
というのは、ある芸能ジャーナリストだ。確かに木村拓哉の受賞以降、ジャニーズ以外は2005年の氷川きよしの1度きりで、それ以降はずっとジャニーズタレントが受賞している。前出の芸能ジャーナリストが続ける。
「木村拓哉のあとに、大のジーンズマニアとして知られる草なぎくんがやはり5年連続1位となった。投票側とすれば、AKBの総選挙よりもずっと前の時代から、自分たちの手によって好きなアイドルの名前を世の中に知らせることができるシステムがあったわけですからね。
1位は取れなくても、もともと母数の多いジャニーズであれば、自分の推すグループのメンバーをトップ10に食い込ませることはそう難しくはない。ということは、Jr.のタレントが突如ランクインするような、ジャニーズ総選挙的現象が起こるということです」
次の受賞者は??
今年で3年連続受賞した中島裕翔が殿堂入りしたことによって、次回以降は誰がベストジーニスト賞(ジャニーズトップ)を受賞するのだろうか。
「順当にいけば、3位のキンプリ永瀬廉くんになるのではないでしょうか。スタイルもよく、キンプリの快進撃からすれば、中島くんの後にそのまま続く可能性は高いです。グループ内でファンの数も多い平野くんは、身長がそれほど高くなかったりすることもあったりするからか、トップテンにランクインしていないところも特徴的ですね。
なにわ男子の高橋恭平くんが1位になれば、初のジャニーズJr.からの1位となり、それもまた面白くなりそうです。来年デビューするSnow ManとSixTONESからは今回ひとりもトップ10には入っていませんが、ラウールくんやジェシーくんなどがデビュー後の勢いにのってランクインする可能性もある。SixTONESの松村北斗くんも、かつてトップ10にランクインしたこともあったので、デビューによって再浮上してくる可能性もありそうです」(前出テレビ誌記者)
2020年、新たなベストジーニストは誰が獲得するのか。意外と今回2位だったジェジュンが、2005年の氷川きよし以来、ジャニーズ以外の1位となったりして。
<取材・文/渋谷恭太郎>