'18年で芸能界を引退したタッキーが、裏方に回って1年がたった。彼がプロデュースするジャニーズJr.から2つのグループのデビューが決まり、ネット進出も成し遂げるなど、多くの“改革”を進めてきた。そんな彼を評価する声がある一方で、「えこひいきだ」などと批判的な声もあがっている。“滝沢政権”に下された評価とは――。
昨年から、経営者としてジャニーズ事務所を支えていくことになった滝沢秀明(37)。
「昨年初めに『ジャニーズアイランド』の社長に就任し、ジャニーズJr.のプロデュースを手がけるように。9月にはジャニーズ事務所の副社長にも就任しました。彼の行っている新たな取り組みは“滝沢改革”として注目を集めています」(スポーツ紙記者)
目立った成果として、Jr.の2グループがデビューを決めたことが挙げられるだろう。
新たな「ネット戦略」と守る「伝統」
「1月22日に、アクロバティックなパフォーマンスが魅力のSnow Man(スノーマン)と“ポストKAT-TUN”と期待されているワイルド路線のSixTONES(ストーンズ)が同時デビューします。Jr.全体を見ても、ドラマやバラエティー番組への出演が増えていますね」(同・スポーツ紙記者)
もうひとつの大きな試みはネット戦略。昨年11月に嵐がSNSを開設して話題になったが、滝沢はもっと前から着手していた。
「'18年3月に、Jr.がYou Tubeでトークやさまざまな企画に挑戦する『ジャニーズJr.チャンネル』を開設。インターネットと距離を置いてきたジャニーズ事務所に新しい風を吹き込みました。字幕を多言語で設定し、アジアから欧米まで海外にも目を向けています」(テレビ局関係者)
新しいことに積極的に取り組む一方で、“伝統”も大事にしている。
「Jr.の舞台では、本番数日前のリハーサルで使う曲をガラッと変え、演出を大きく変更するんです。これは亡くなったジャニー喜多川さんがやっていたこと。ギリギリまでよいものを作ろうとこだわっているのでしょう。実際、彼の意見を取り入れると圧倒的によくなるらしく、Jr.の間では評判みたいですよ」(同・テレビ局関係者)