一方、中山は'10年にHey! Say! JUMPの山田涼介と知念侑李と3人で組んだユニット『NYC』が'13年に解散状態になってから目立った活躍がないように見えるが……。
「そんなことありませんよ。最近は舞台を中心に活躍しています。昨年11月に行われた『地球防衛軍 苦情処理係』をはじめ、多くの舞台で主演を務めています。
中山さんは滝沢さんの舞台『DREAM BOY』を見て、彼に憧れて事務所入りしました。非常に勉強熱心で、先輩の背中を追いかけながら着実に成長しています。滝沢さんはそんな彼の地道な努力を買っていますよ」(前出・テレビ局関係者)
業界人はタッキーにどんな評価を?
芸能レポーターの石川敏男氏は、'19年の“滝沢改革”は満点に近いと指摘する。
「滝沢さんはジャニーズ事務所の副社長に就任しましたが、それに対して、東山紀之さんや近藤真彦さんなどの先輩たちから批判の声はあがっていません。彼の手腕が評価されているのでしょう」
これまで、やらなかったSNSに着手したことが大きいという。
「SNSに対して、事務所の上層部からは消極的な声もあったはず。それでも実現できたところからみると、事務所はよい方向に向かっていくと思います。あとは、新しくデビューする2組がうまくいくかですね」(石川氏)
芸能ジャーナリストの佐々木博之氏も、“改革”は全体的に成功していると話す。
「点数をつけるのであれば、100点満点中70点くらいでしょうか。特に、今年Jr.2グループをデビューさせたことは大きい。一時期、“Jr.からのデビューはない”とも言われていた状況を打開したといえます。それによって、Jr.のモチベーションも上がったので、経営者として大事なことをしたと思います」
ただ、Snow Manを推していることに対して、批判があがっている状況は改善する必要があるという。
「多くのタレントを抱える中で、特定のグループを推しているとえこひいきをしているように映り、不満に思うJr.が出てくる可能性があります。今年はそうした細かい配慮をしたほうがよいでしょう」(佐々木氏)
ジャニーズの未来は、滝沢の手にかかっているのかもしれない。