そんな中、ジャニーズJr.の人気ユニットTravis Japanのファンが、マッチの全国ツアーに脅威をいだいていないかと、心配する。

「マッチの35周年のツアーのときに、彼らがバックをつとめたんです。スキルの高いグループですし、彼らのファンも公演に駆け付けてくれ、マッチさんもけっこうTravisを気に入っていたので、40周年ツアーにもご指名があるかもしれません。でもそうなると、年内いっぱいはデビューから遠ざかることにもなりますし、今から心配するファンもいるのではないでしょうか」

「パンダ」さん

 メインになりすぎる問題ばかりではない。これまでの長い活動の中での「自分本位」と思われがちな行動なども、反感を抱かれることがある。マッチというと、いつまでも言われ続けるのが、中森明菜とのあの一件だとある芸能ジャーナリストは言う。

「明菜との金屏風の前での破局会見は、今も尾を引いています。明菜とはまったく関係のないマッチの記事がウェブに上がると、多くの明菜関連のコメントがつくほど」

平成元年の7月11日、中森明菜(当時23歳)が近藤真彦(当時24歳)で自殺未遂。その年の大晦日に“金屏風会見”を開いた
平成元年の7月11日、中森明菜(当時23歳)が近藤真彦(当時24歳)で自殺未遂。その年の大晦日に“金屏風会見”を開いた
【写真】まだ幼い息子とたわむれるパパマッチ

 また芸能活動を控え、もともと趣味であったカーレースの活動に熱心になったことも好感度を下げた原因だともいう。さらに一部では、マッチをディスり気味に「パンダ」と呼ぶこともあるのだとか。前出のジャーナリストが続ける。

「東日本大震災を機に設けられた、ジャニーズのチャリティー活動『Marching J』の募金の使途に、子どもたちを喜ばせるためにパンダ招聘の資金にするとマッチが発表したんです。もちろん、彼個人の意向ではないのですが、『募金の使い道はそこじゃないだろう!』と猛反発を受けました。それ以降、マッチのことを『パンダ』と呼んでいる人たちもいるんです」

 せっかくのパンダさん、いや、マッチさんの40周年。ここは、SixTONESとSnow Manの対決ウリでミリオンセラーを記録させたタッキーの手腕で、盛り上がる演出を考えてもらうのはどうだろうか。

<取材・文/渋谷恭太郎>