三角関係に落ち入ったらどうする?

 '16年の青木氏の舞台『お気に召すまま』でも主演を務めていた前山は、今回の『十二夜』で果たしたい“リベンジ”があるという。

前山「さっき新納さんが、“果敢に挑戦する姿勢がある”っておっしゃってくれたんですけど、『お気に召すまま』で主演をさせていただいた当時、右も左もわからないまま先輩たちに教えていただきながら演じる形になっていたんです。

 演出も受け身状態で、自分から“こうしたい”と意思表示することもほぼできなくて。だからこそ、今回は自分からどんどん提案したり、たまには突拍子もないことを言ってみたりして、積極的に挑戦しているんです

 三角関係や騙(だま)し合いなど、複雑な恋愛模様も見どころの今作。2人がもし、現実世界で、三角関係に陥ったら……?

前山すごい、『週刊女性』っぽい!(笑)うわ~、これめちゃくちゃ難しい質問ですね」

新納「三角関係ってことは、ライバルが1人いるわけでしょ? その人がどういう人かによってめちゃくちゃ変わってこない?」

前山「たしかに。すごく仲のいい友達と好きな人がかぶってしまったとかだったら、僕は相手に譲るかもしれないですねそもそも三角関係だってわかった瞬間、ちょっと引いちゃうかも

新納「あと、その“好きな人”がそこそこ好きな人なのか、もうこれ以上の人はいない! っていう、墓石に刻みたいくらい大好きな人なのかにもよるかな。そこそこ好きな人なら、相手に譲ります(笑)。でもどちらにせよ、“あなたが好きです”っていう思いは伝えると思う

前山「なるほど……大人な回答。というか、墓石に刻みたいくらい好きな人ってすごいですね!」

新納「人生に1度は経験するものじゃない? 墓石に刻みたいくらいの、酸いも甘いも詰まった恋愛きれいな思い出だけじゃないからこそ忘れられない、みたいな(笑)

前山「そういえば、ヴァイオラのセリフの中に、そういう言葉あったような気が……。僕自身はまだ経験していないので、これからに期待しようと思います!」