プロジェクト頓挫の舞台裏
一方、5人がすっかり人気者になった第3作のロケ現場では、異常事態に見舞われた。
「都内の団地で撮影が行われ、“見学お断り”の看板があったのにもかかわらず、200人ほどのやじ馬が集合。現場はパニック状態だったそうです。嵐がロケをしているという情報がSNSなどで拡散され、多くの人が集まってしまったんです。
注意するスタッフの呼びかけを無視して“がんばって~”“大好き!”という黄色い声援が鳴りやまなかったそうです」(製作会社関係者)
多くのファンに愛されてきた映画なので、4作目が企画されたのは自然な流れだろう。
本誌も'17年に、アニバーサリーイヤーのビッグプロジェクトのひとつとして続編を作る計画が進んでいることを報じていた。
「'17年から'18年にかけて撮影や編集を行い、嵐がデビュー20周年を迎える'19年に公開するというスケジュールでした。ネット上では、待望の続編が決まったと喜ぶ声があがっていましたよ」(前出・芸能プロ関係者)
それから3年たっても映画の公開どころか撮影するという発表もないが、計画は水面下で進んでいたらしい。
「スケジュールに変更があり、'19年に撮影して今年の初めに公開する予定で準備が進められていました。これまでどおり堤幸彦監督を中心とした同じ製作チームで、着々と撮影に向けて動いていたそうです。しかし、昨年の初めに突然、中止になってしまったんです」(前出・映画配給会社関係者)
プロジェクトが頓挫したのには、こんな舞台裏が。
「ジャニーズ事務所から、 “4月から始まるアニバーサリーツアーで、5人のスケジュールを調整するのが難しいから撮影を延期してもらえないか”という要請があったそうです。追い打ちをかけるように、1月末には嵐が'20年末で活動を休止すると発表しました。
その後、事務所からはいつ撮影するかといったことについての連絡はなく、関係者の間では“もう撮影をするのは難しいのでは?”という声が出ているそうですよ」(同・映画配給会社関係者)