「以前は近所に住んでは豪邸にも頻繁に遊びに来ていましたが、アメフト引退後に経営していたアパレルブランドを閉めると、少々離れた場所に移り住んでいます。“カレッジリング”の制作と卸業を営む一方で、2019年春夏物のランウェイショーイベントにモデルとして出演。実際、兄弟の交友は減ったのではないでしょうか」(芸能プロ関係者)
それぞれが各々の生活を築いていることから“一家離散”状態、ともいえる木村家。かつて、講演会終わりの方子さんに息子夫婦との関係を尋ねたことがある。
「私がこうしなさい、ああしなさいとは言いませんよ。彼らもひとつの家族を築いていますから、口は挟みません」
もしかすると、このときすでに「口を挟める」関係ではなかったのかもしれない。
そんな方子さん自身が、家族との関係を突然、明かしたのが2015年。とある会員制活動団体のYouTubeサイトに出演し、代表者との対談で過去を振り返ったのだ。
夫の、子どもの、奴隷だった母親
《お友達から、すごい言葉なんですけども“あなた奴隷?”って言われちゃったんです。後になって、“そうか、すべていい妻、いい母をやっていて、私は自分がないんだ”って気づきました》
この1年前、“自身の活動を木村ら家族がどう思っているか”という記者の取材に対し、
「本人たちに聞いてみないとわからないですけども、心の中ではやはり、母親像というものがあるのかなと思います。なので、“静かに家にいてほしい”というのが、本来だと思います」
と、同様に胸の内をこぼしていた方子さん。ひとりの女性として自活する中で、何か変化があったのかもしれない。
というのいも、もともと彼女の講演会は「いただきます」「ごちそうさま」、食材に対する感謝の意を述べるといった“食育”が中心だったのだが、この時期から“スピリチュアル”な雰囲気をまとい、また交友関係にもその“色”が見えはじめていた。