「僕はいろんなことを“やりたい病”なんです(笑)。これまでたくさんのお仕事をやらせていただきましたが、やったことのないことに、これからもどんどん挑戦していきたいです」
そう言って爽やかな笑顔を向けるのは、“国宝級イケメン”ナンバーワンにも選ばれた俳優・中川大志。これまで『家政婦のミタ』など数々の話題作に出演、昨年の朝ドラ『なつぞら』では、広瀬すず演じるヒロインの夫役でも注目を集めた。
責任感から、
1度はオファーを断り……
そんな彼が、映画『ソニック・ザ・ムービー』では声優に挑む。なんと主人公・ソニックの日本語吹き替え版に大抜擢!
「僕も小さいころからソニックのゲームをやっていました。今回、映画化されるのもニュースで知っていたし、個人的にすごく楽しみにしていたんです。だから、マネージャーさんから最初にお話をいただいたときは、“僕が? え? あのソニック!?”って。まさかここで僕とソニックがつながるとは思っていなかったので(笑)」
日本が誇る、日本発の人気キャラクター。ハンパない責任感を感じて、1度はオファーを断ったという。
「声のプロではないので、声だけでキャラクターを表現しきる自信がなくて。でも、待てよと。僕に話が来ること自体が奇跡だなと(笑)。まずはテスト収録をさせてもらって、セガの方たちに判断してもらいました。それでGOをいただけたので、“やるからには”と一生懸命、納得いくまで何度もやらせていただきました」
自分の力は出し切ったと中川。このエピソードからもわかるように、仕事にまじめで実直。そして、どんなときも焦ることなく、とても落ち着いている。
「そんなことないです! 焦ってばかりですよ。内心はいつもビビってます(笑)。でも、そういう時間すら楽しむようにしていて。緊張してもやらなければいけない仕事なので、そういう状況や緊張も含めて楽しもう! と。何でもやるまでが怖いんですよね、やっちゃえば、勢いで“なんとかなる!”精神です(笑)」
これまで数多くの現場で経験を培ってきた中川。20代、30代とこれからも目が離せないが、今後の展望は?
「たくさんの役者さんがいる中で、唯一無二の存在でありたいです。そうあるために、自分だけの何かを確立していけたらと思っています。“中川大志にしかできない”という道を切り開いていきたいですね」
Qソニックのように、
超高速で移動できたら?
「ギリギリまで家にいたい(笑)。移動時間が削れたら、そのぶん休めるじゃないですか。例えば東京から3分で九州に移動できたりして、絶対に組めないスケジュールも可能になるのかも。とにかく実用的に使って、時間を短縮したいですね」
Q映画のテーマのひとつでもある“友情”
仲間の大切さを知る瞬間って?
「喝を入れてくれるとき。なかなか周りが言えないことも、厳しく、強く言ってくれる仲間はすごく大切な存在で、大事にしています。大人になるにつれて、怒ってくれる人っていなくなってくるじゃないですか。僕も大切な友達には、ハッキリ言いますよ。そういう関係性は、いくつになっても大事にしていきたいです」