ポスターが掲示されるやいなや、区役所には数十件のクレームが入ったと言います。当然、子どもたちの教育上を考慮したものが多かったそうです。本来、住民や国民の生活をより良くするための政策を訴えるはずの選挙ポスターです。将来を背負う子どもたちに見せられないようなポスターが、果たして本当に“戦略”なのでしょうか。

 おそらく、自身も都知事選に立候補している立花氏にとって重要なのは勝ち負けではなく、ホリエモン新党の宣伝に過ぎないのではないでしょうか。かつてのN国党がそうであったように、先ずはひたすら目立って名前を売って、次の衆議院選挙への足掛けのような気がします」(前出・全国紙記者)

マスクブラは加藤紗里のマネ?

 一方、インパクトある“マスクブラ”で、まさに身を持ってホリエモン新党の名を売るゆづか姫。

「このネタは、もとは彼女が4月下旬にツイッターで“アベノマスクチャレンジ”として投稿したもの。これがネットで“バズって”、雑誌『週刊プレイボーイ』から取材が来たことを嬉々として報告していました。ですが、実はアベノマスクブラは彼女より先に“炎上女王”こと加藤紗里がツイッターに投稿していたものなのです。

 ゆづか姫の過去のツイートを遡って見ていくと、議員になることよりも先ず“目立ちたい”だけのようにも思えます。補選の出馬も、立花氏に“出る?”と聞かれて“でよかな”との軽いやりとりを告示3日前に明かしています。ホリエモン新党に利用されているように思える彼女ですが、win-winの関係なのでしょう」(前出・ネットニュースメディア編集者)

 こうしてピンクポスター問題を取り上げたことで、おそらくは記者もホリエモン新党の思惑にまんまと乗せられているのだろう。7月5日の有権者の判断を待ちたい。