白ではないけどオフホワイト
【取組 その十 宮崎謙介×女性タレント、複数の一般女性】 ●発覚年:2016年2月 ●決まり手:ゲス不倫復縁
育休を謳っておきながら、自分は妻(元衆議院議員・金子恵美)の出産入院中に不倫をしていたことから「ゲス不倫」と揶揄された本件。金子との離婚は免れないと思いきや、まさかのうっちゃりで円満関係へと待ち直す。往年の初代貴ノ花のような粘り腰は、不倫史に刻まれるべき奇跡。
しかも不倫騒動が起きると、今や識者として宮崎がコメントを出すまでの復活っぷり。どう考えても「お前が言うな」だけど、金子のおかげで成立してしまうのだから、妻の金子が名親方なのかも。
【取組 その十一 秋元優里×プロデューサー】
●発覚年:2018年1月
●決まり手:竹林密会
「クリスマス。竹林に停車したワンボックスカーは、30分近くサスペンションが軋んでいた」。官能小説の書き出しのような情事に及んだと報じられたのは、後輩の生田竜聖アナ(生田斗真の弟)とデキ婚をして周囲を驚かせた秋元アナ。
同局内のプロデューサーとのW不倫を否定するも、聖夜に竹林へと消える決定的写真に物言いはつかず、イメージは大暴落。われらが原田龍二も4WDで事に及んでしまったが、平安時代も牛車で逢瀬を重ねていたことを考えると、日本人のDNAなのかも。
【取組 その十二 宮迫博之×小山ひかる】 ●発覚年:2017年8月 ●決まり手:オフホワイト
闇営業問題で限りなく黒に近いグレー状態に陥った宮迫博之が、まだオフホワイトだったころの不倫。今から考えると、このときからすでに釈明のニュアンスや態度が、いろいろと不透明だった。関係性を聞かれ、「(白ではないけど)オフホワイト」と濁した宮迫。半ば強引な玉虫色の決着に持ち込むも、世間からはブーイング。
その不満が、闇営業問題で大爆発したと考えると香ばしい。正面からぶつからず周囲ばかりを気にして、突き落としや叩き込みばかりを狙う姿では、世間は応援してくれない。
《コラム3:“らしさ”が見えるその人だけの危機管理を》
不倫騒動で大きな見どころとなるのが釈明・謝罪会見。企業の危機管理やメディア対応のコンサルティングを行う窪田順生さんに話を伺うと──。
「テレビタレントはお茶の間が抱く好感度やイメージに支えられているため、釈明や反省の態度を示すためにも会見を開いたほうがいいでしょう。一方、俳優はひんぱんにテレビに出るわけではないから会見を開くメリットはあまりない。また、謝罪会見の質が変わってきていることも特徴です。
昨今は“お辞儀は〇秒” “紺かグレーのスーツを着る”など、『こうすれば世間は納得する』といったマニュアルどおりの謝罪会見が目立ちます。そつなくこなしているように映り、かえって誠意が見えづらくなる。
芸能事務所が間違った危機管理をタレントに強いることで、事態がより深刻化するわけです。東出昌大さんの会見などは最たる例。芸能人は、一般企業とは違うので、定型的な謝罪をさせるのは、かえって逆効果でしょう」
(構成・文/我妻アヅ子、週刊女性編集部)