やるなら5人全員で
「そういうことは考えなかったようです。やるなら5人全員というのが、彼らの共通認識ですからね。オリンピックという一大イベントで “大野がいない嵐”をファンに見せたくなかったのでしょう。
ただ、コロナが終息しなければ、来年確実にできる保証はないので、状況を見ながら決めていくことになるでしょう」(同・芸能プロ関係者)
期間限定とはいえ、5人全員がそろうのはファンにとって喜ぶべきことだ。しかし、“延期”となると、大野の心境が気になる。
「'14年9月ごろから、大野さんは芸能界を離れたいと考えるように。'17年6月にほかの4人に“自由な生活をしたい”と相談し、何度も話し合いを重ねた結果、休止という結論になったんです」(ワイドショー関係者)
悩んだ末に、“普通の人”になることを選んだのだ。その考えは今も変わっていない。
「今年9月9日から、東京の六本木ヒルズで個展『FREESTYLE2020 大野智 作品展』を開催します。大野さんは芸能活動と並行して、絵画やフィギュアなどを制作してきましたが、この個展は彼の創作活動の集大成になりますよ」(同・ワイドショー関係者)
この一大イベントは、大野が望んだものだった。
「“最後に、ファンのために自分の思いを知ってもらう場を作りたい”とジャニーズ事務所に自ら提案したそうです。自分が作り続けた作品を通じて、これまで応援してくれたファンに感謝の思いを伝えたいのでしょう。自分の気持ちを伝えることで、個人の仕事にけじめをつけようと考えているのでは」(同・ワイドショー関係者)
ファンの前に立つ「絶好の機会」
そんな彼が“活動延期”に納得したのは、オリンピックにかけるメンバーの強い思いを感じ取っていたからだ。
「昨年5月にナビゲーターに就任し、NHKの『2020スタジアム』に出演して、アスリートと触れ合いながら大会の魅力を伝えてきました。また、米津玄師さんにオリンピックソング『カイト』も作ってもらい、国民祭典に深くかかわったことで、“オリンピックを盛り上げたい”という思いをみんな強くしていましたからね」(テレビ局関係者)
何より、コロナ禍でイベントが中止になったことに心を痛めているのは、当の本人たちだ。