脱退する長瀬への想いとこれから
そんな『株式会社TOKIO』について、別の道を歩むことになった長瀬の感想は?
松岡「喜んでくれました。彼自身が新しい道を歩むというときに、彼もわれわれを気になるようで。3人で話し合った結果、会社を設立するという話をしたら、すごい喜んでました。道こそ変わりますけども、アイツものびのびとスタートができると思うので。
グループに5人いたら、節目にいろんなことが起きます。長瀬も40歳を超えて、自分なりにやりたい道を突き詰めていきたいというのを、シッカリと聞いたのが、今年のアタマでした。そこでもう、彼を止めることもありません。30年ぐらい一緒なので、彼のことはわかっていますし。それはもう、頑張ってくれと。お互いポジティブにとらえて、われわれは会社を作るということを伝えました」
長瀬は具体的に何をするのか?
松岡「われわれの口からは何とも言えないのですが、本人いわく、コレをするということではなく、今までジャニーズ事務所にいて、いろんな番組で教わってきたこと、携わって勉強になってきたことを、彼なりの表現で伝えていきたい。それが何なのか、彼の中ではまだ決まっていないようです。
そして、それが発表なのか、動いているというのがわかったときに、“ああ、長瀬はこれがやりたかったんだ”というのが、わかるはずだ、と本人は言っています。演者になるのか? そうではない。ほかのプロダクションに行く? それもない。音楽やバンドは? それもない。ただ、今までやってきたことを、クリエイターとしてやっていきたい、と教えてくれました」
国分「言葉よりも先に、やっていることを見れば、やりたかったことは、こういうことなんだって、わかってもらいたいと言っていました」
今後 “クリエイター・長瀬”が、株式会社TOKIOと仕事をすることはあるのか?
松岡「どうなんでしょうね。バイトでボーカルしたいとは言っていましたが(笑)」
国分「今は、そういう発想はないですね。この先、お互いがよしとすれば可能性はあるかもしれませんが、今はまったく考えていないですね」
この日、3人のうち城島だけがスーツ姿にネクタイだった。
松岡「今後のマネージメントは、ジャニーズ事務所ではなく、株式会社TOKIOで行います。だから社長だけは、会社の売り上げも知ることになるでしょう。会社のハンコはちゃんとした経理担当に預かってもらうつもりですが」
城島「会社設立の会見は、改めてはしませんが、(城島がメインMCを務める)『週刊ニュースリーダー』で取り上げる題材にはなると思います」