ジャニーズ次なる顔の大本命は誰だ
「まずはキムタクですね。一周まわって、カッコいいおじさんとしての人気が高まっているとのことです。ドラマ『BG』もヒットしましたし、マクドナルドの『♪ドライブスルーでちょいマックー』と歌うCMが話題になり、ちょいダサイ一面も評価されています。SMAP解散騒動後、ひたすら叩かれたその後でも全力でがんばる姿に、悪いやつじゃないんだなという見方に変わってきたといえます。
加えて、2人の娘の効果もあり、あのキムタクも娘から見れば、超カッコいい一方で、やめてほしいクセを指摘されるなど等身大の一面もわかってきた。かつてのカリスマの復活は、本当に頼もしいところ。これからも大きな仕事を任されるのではないでしょうか」(前出ジャーナリスト)
さらに、かつてのジャニーズJr.ユニット「FOUR TOPS」の元メンバーの存在にも注目だというのは芸能記者。
「山下智久は脱落気味ですが、生田斗真、風間俊介、長谷川純です。元FOUR TOPSの4人は、タッキー&翼のバックをつとめたこともあり、タキツバ解散の際にカウントダウンコンサートでの“再結成”が話題になりました。つまり、滝沢副社長にとって、4人は若いころからとても信頼のおける顔ぶれだったわけです。山P、情報番組の司会をはじめ、これまでの俳優活動の枠からバラエティーなどにも急速に進出した風間、そして生田と長谷川の仕事も順調です。彼らにいろいろ任せたいという思いはある思います」
また、最近はコメンテーターやバラエティー番組での露出が多くなった、A.B.C-Zの河合郁人の名前も聞かれる。
「河合くんは、かつて『滝沢歌舞伎』で重要な役をつとめていて、タッキーの信頼ある後輩のひとりです。ただ、A.B.C-Zの現在のファン数などからすると、ジャニーズ全体の顔となる仕事よりは、個人の仕事のほうを増やしていくのでは。歌舞伎を支え、今は後継者となったSnow Manもそうですが、やっぱり歌舞伎つながりでの信頼感は特別なんでしょうね。そう思うと、河合くんと同時期に歌舞伎で活躍したキスマイの北山くんや藤ヶ谷くんも期待されています。北山くんは『24時間テレビ』、藤ヶ谷くんは男性初の『A Studio』アシスタントと、話題の仕事を任されています」
20代では、NHKの新型コロナウイルス感染拡大防止キャンペーンに抜擢されたHey! Say! JUMPの山田涼介、Sexy Zoneの中島健人、そしてKing & Princeの平野紫耀が大本命だ。
「それぞれ人気グループの人気メンバーです。3人とも“ジャニーズなのに”とか“ジャニーズらしくない”といった変化球で話題を作らず、直球のジャニーズらしさを継承しています。亀と山Pが想定外の失速を余儀される中、彼らにかかる期待はますます大きくなっていくのではないでしょうか」
ジャニーズ事務所にとって、想像もしていなかったであろう事態をもたらせてしまった亀と山P騒動。嵐活動休止後のジャニーズ計画、大幅軌道修正は無事成功するだろうか。
〈取材・文/渋谷恭太郎〉