ただ、6人は単なる“仲よし”とは違っていたという。
「ベタベタするのではなく、年の差はあっても、お互いを尊敬し合っていた印象です。彼らはバックボーンやキャラクターもバラバラですが、自分にないものをお互いに素直に認め合えたのかもしれません。少年漫画に出てくるような男同士の関係という感じでしたね」(Aさん)
V6は、1997年10月に始まったレギュラー番組『学校へ行こう!』(TBS系)でスターダムに駆け上がった。
「中学生や高校生を中心とした学生を応援するためメンバーが直接、学校へロケに出向く番組。『未成年の主張』など人気コーナーを生み出し、視聴率は20%前後を記録する、国民的な番組になりました」(前出・芸能プロ関係者)
みのもんた絶賛のチームワーク
同番組でMCを務めたみのもんたに話を聞くと、一緒に仕事をしていて気持ちがよかったという。
「坂本くんがメンバーをきちんとまとめて、チームワークの高さを感じたね。スタジオでも、ロケ先でもみんなすごく礼儀正しくて、ビックリしました。明るくて、おおらかで健康的なスポーツマンの集まりという感じだったよ」
だが、2008年に番組が終わると、6人そろった姿を見る機会が次第に減っていった。
「後輩である嵐やKAT-TUNが大ブレイクしましたからね。V6もCDはリリースしていましたが、音楽番組への出演はほとんどなかった。テレビ局は、人気が出始めた嵐を出演させたほうが視聴率が取れると考えたのでしょう」(レコード会社関係者)
2009年のトニセンのツアーでは、こんなピンチも。
「チケットが完売にならず、会場には空席が目立っていました。メンバーはライブ中に“ちらほら席が空いてるのが気になるな”と冗談まじりに言っていましたが、内心焦りもあったと思いますよ」(同・レコード会社関係者)