『ヤヌスの鏡』(フジテレビ系)'85年~'86年
◇あらすじ◇普段はまじめな優等生の裕美(杉浦)が時に凶暴な不良少女ユミに豹変してしまう。2重人格の女子高生を描いた青春ドラマ。
●トルエン狂いの子に涼子(大沢)が放った名ゼリフ
「ゆがんだ街がまっすぐ見えるとでも思ってんのかよ!」
●大沼ユミ(杉浦)が泣いている祖母(初井言榮)に放つパンチの効いた名ゼリフ
「ババアが泣けば足元からウジがわくっていうじゃないか!」
●祖母(初井)がたびたび裕美(杉浦)にかけるセリフ
「お前には淫蕩な血が流れておる」
『スチュワーデス物語』(TBS系)'83年
◇あらすじ◇訓練生(堀)と教官(風間)を中心にしたラブストーリー。教官のハートを射止めるまでさまざまな試練がヒロインをおそう。
●失敗ばかりの千秋(堀)がことあるごとに発するセリフ
「私はドジでのろまな亀です!」
●教官(風間)への思いを募らせる千秋(堀)を励まそうとする練習生仲間たち。千秋を囲み拳を上げながら「やるっきゃない!」をエンドレスリピート!
「やるっきゃない! やるっきゃない! やるっきゃない!」
『乳姉妹』(TBS系)'85年
◇あらすじ◇18年前、時を同じくして生まれた2人の少女が入れ替わってしまう。一方は貧しい漁村の漁師の娘(渡辺)、一方は大財閥のひとり娘(伊藤)として育てられ、やがて2人は運命的な出会いを果たすが……。
●しのぶ(渡辺)と過去に会ったことがあると友人に言われた千鶴子(伊藤)お嬢様がひとこと。本当は乳姉妹なのに……
「ゆきずりの人の顔など私はいちいち憶えてはいないわ」
●楽し気に踊る父親としのぶ(渡辺)の姿が脳裏に浮かんだ千鶴子(伊藤)は日記にバツ印を書きなぐる。
「嫉妬は、もっとも非生産的な情念だ」
●川の中まで追いかけてくる路男(松村)に対して千鶴子(伊藤)が「あなた、何者よ?」と尋ねた返しがこれ。海鳴りとはなんなのかは劇中で最後まで明かされなかった。
「俺は海鳴りだ!!」
(取材・文/江藤エマ)