二匹目のドジョウが招いた歌姫たちの悲劇

【二匹目のドジョウ? 芸能人】

 宇多田ヒカル×倉木麻衣

 歌手やタレントがブレイクすると、芸能事務所は血眼になって二匹目のドジョウを探し出す。一方の視聴者は「○○のパクリじゃん」と冷めた目で見てしまうもの。かつて一般視聴者のパクリ疑念を口に出して大事にしてしまったのが、ダウンタウンの浜田雅功だ。

「2000年に、宇多田ヒカルさんがダウンタウンが司会をしていた音楽番組に出演したときのことです。浜田さんが当時売り出し中だった倉木さんを暗に指して『最近、お前のパクリが出てきてるやん。あれ、どう思う?』とツッコんだんです。

 さらに宇多田さんも『最初に見たとき、あたしかと思った』と同調していたので、思うところがあったんでしょうね」(テレビウォッチャー)

 当時の倉木はテレビ出演が少なく、PVの演出など、宇多田を思わせる戦略をとっており、浜田と同じ気持ちだった視聴者も多い。しかし、この放送が倉木の所属事務所の逆鱗に触れ、浜田、宇多田、テレビ局が謝罪文を公開するはめに。SNSがある現代だったら、確実に炎上している案件だろう。

 なかには、芸能事務所やメディアが「第二の○○」を担いで“カブり”を推奨するケースもある。1990年に「第二の山口百恵」のキャッチコピーでデビューした揚田亜紀もそのひとりだ。彼女は、後のインタビューで「釣り広告みたいなものだった」と語っている。そんな揚田は現在、実業家として活躍中。第二の○○でデビューしても、本家を超えるのは難しいようだ。

【二匹目のドジョウ? 芸能人】

 ローラ×水沢アリー

 浜崎あゆみ×愛内里菜(垣内りかに改名)

 モーニング娘。×AKB48

 K−POP×最近のジャニーズ