2020年大晦日の『第71回NHK紅白歌合戦』の出場歌手42組が発表された。
毎年注目を集めるのが、白組のジャニーズ出場枠。今年は昨年出場の嵐、関ジャニ∞、Hey! Say! JUMP、Kis-My-Ft2、King & Princeの5組に、初出場となるSnow ManとSixTONESの2組を加えた計7組となった。
マッチも紅白の候補だった!?
「今年2組同時デビューし、デビュー曲がミリオンセラーを記録したSnow ManとSixTONESは、セールス面では当然の出場といえます。でも、この2組を出場させるのなら、ほかのグループは取りやめて枠を調整するかと思いきや、昨年の顔ぶれにプラス2組の出場には、ちょっと驚きました」
と、あるテレビ誌記者は語る。ちなみに、ジャニーズの7組出場というのはSMAP、TOKIO、V6、嵐、関ジャニ∞、Sexy Zone、そして近藤真彦が白組のトリを飾った2015年以来になる。同記者は、その5年前の顔ぶれに注目する。
「結果的にSMAP最後の紅白出演となった年ですが、この年はマッチのデビュー35周年だったので、白組のトリはマッチが飾りました。あれから5年、今年はデビュー40周年という記念すべき年でしたが、5年不倫が発覚。しかも紅白出場歌手が発表された16日の深夜に、不倫を認め無期限の活動自粛を発表しました。
結局、来月2日の『FNS歌謡祭』(フジテレビ系)の出演もなくなりましたが、もしかして紅白にも出場予定だったのでは!? なんて声もありました。だとしたらジャニーズ枠はどうなっていたんでしょう。“スノスト”は同時デビューのインパクトをもう一度、ということで2グループで1組だったかもしれませんね(笑)」
一方、紅組の出場者を眺めてみると2009年からなんと12年間連続で出場してきたAKB48が落選した。彼女たちは今年の前半にシングル『失恋、ありがとう』をリリースし、これまでと変わらずミリオンを記録している。しかし、コロナの影響で握手会などの“直接会えるイベント”ができなくなった影響もあってか、その後のリリースはストップしている。
「一般的な人気の流れは、乃木坂や日向坂など“坂道シリーズ”に移っていることもあり、また今回初出場を決めたNiZiUなど、新しいガールズグループの台頭もありました。AKB48の落選は、時代の流れというしかありません。とはいえ、ほかにも近年ヒット曲がなくても出場している歌手もいるわけですが、“若手女性グループ”という枠でいうと優先順位が低くなってしまったのではないでしょうか」(音楽雑誌記者)