「本当にどうもありがとう!」
2020年12月31日の午後11時、5人で手をつないで一列に整列すると、カメラに向かって晴れ晴れした表情を浮かべて頭を下げた─。
昨年末をもって、グループでの活動を休止した嵐。最後のライブを終えた後、5人は会場となった東京ドームにしばらく残っていた。
「メンバーだけで打ち上げをしていたんです。お店を貸し切って大規模な会を開くことも考えていたようですが、新型コロナウイルスの感染状況を鑑みて、密にならないよう配慮したんでしょう。会場にケータリングを頼んで、静かに食事をする“お疲れさま会”だったみたいですよ」(芸能プロ関係者)
彼らは、最後の1週間を全力で走り抜けた。
「12月24日には、フジ系の『VS嵐』の最終回スペシャル、25日はテレ朝系の『ミュージックステーションウルトラSUPER LIVE 2020』、26日には日テレ系の『嵐にしやがれ』の最終回スペシャルに出演。大みそかは、生配信ライブ『This is 嵐 LIVE 2020.12.31』を開催し、NHK紅白歌合戦にも中継で出演しました」(テレビ誌ライター)
連日テレビ番組に出演する一方で、雑誌の取材やコンサートの準備など、多くの仕事をこなしてきた。そのため、かなりのハードスケジュールとなった。
「睡眠時間が1~2時間の日もあったため、目の下にクマができてしまったことも。それでも、5人は不満や愚痴を言ったり、疲れた様子を見せることはなかったそうです」(同・テレビ誌ライター)
「俺にできるかな」
『VS嵐』の最終回では、東京のお台場で5人だけでお酒を飲みながらトークをする企画VTRが放送された。終始和やかな雰囲気だったが、相葉雅紀には“異変”が。
「カメラが回っていないところで、後番組となる『VS魂』のMCを務めることについて、“俺にできるかな?”と話していたそうです。ロケが行われていた時期には、ちょうど『VS魂』の打ち合わせもしていました。これまで5人でやってきたのに、いきなり自分だけでMCをすることに不安があったのでしょう。ほかのメンバーは、そんな彼に“相葉ちゃんならできるよ”と励ましていたといいます」(フジテレビ関係者)