「みなさんとこの場にいられてすごくうれしい。大変な状況の中、この場を設けていただき感謝します」
 
 1月7日に行われた『オー!マイ・ボス!恋は別冊で(以下、ボス恋)』(TBS系)のオンライン会見で、このように話すのは上白石萌音だ。

「このドラマはファッション雑誌の編集部を舞台にしたラブコメディ。萌音さんは安定志向で田舎から上京したばかりの若者という役どころ。“鬼編集長”と呼ばれる菜々緒さんにこき使われたり、人懐っこい御曹司のカメラマンであるKis-My-Ft2の玉森裕太さんに振り回されたりしながら、成長していくストーリーです」(スポーツ紙記者)

検索大賞に輝いた上白石
あるモノに並々ならぬ思いが

 まだ22歳の彼女だが、仕事のオファーは殺到している。

昨年は、TBS系ドラマ『恋は続くよどこまでも』で可憐な看護師役を熱演して話題になりました。その結果、ネットでの検索数が急上昇した人を表彰する『Yahoo!検索大賞』の女優部門でトップを飾るなど、躍進の年でしたね」(同・スポーツ紙記者)

『ボス恋』のクランクインは、昨年11月下旬だった。

「初日の撮影は和菓子屋でのシーンから始まりました。その日は朝から冷え込んでいたんですが、寒そうな素振りはいっさい見せていませんでしたね。スタッフにも笑顔で話しかけるなど、積極的にコミュニケーションを取ろうとしていました」(TBS関係者)
 
 撮影は順調に進み、12月中旬には都内でロケが行われていた。

「とある公園のそばの路上で撮影をしていました。印象的だったのは、カメラが回っていないところでは、ずっとけん玉の練習をしていたこと。真剣な面持ちで何度もトライしていましたよ。けっこう難しそうな技にも挑戦していたなぁ」(目撃した近隣住民)

 “なぜ、けん玉?”と驚く人も多いだろう。上白石にとって、けん玉には並々ならぬ思い入れがあるのだ。

「'17年にレギュラーだったラジオ番組の企画でけん玉にチャレンジしたことがあるんです。このときは、玉をまっすぐ上げて剣先に差す “とめけん”と呼ばれる技を見事、成功させました。そこからハマったらしく、日ごろから空き時間を見つけては練習しているみたいですよ」(ラジオ局関係者)
 
 昨年12月に放送された、海外に住む日本人視聴者向けのNHKドラマ『Home Sweet Tokyo』に出演した際も、劇中でけん玉を披露している。

『ボス恋』の現場でも、あまりにも練習しているものだから、演出側も“それだったら入れてみようか?”と急遽、けん玉をするシーンを追加したそう」(前出・TBS関係者)
 
 昨年末の『紅白歌合戦』でも、ギネス記録の樹立で注目されたけん玉。今回、雑誌編集者となった上白石は、いったいどんな大技を見せてくれるのか!?