立川志らくのMC起用で話題を集めた、TBS系の朝の情報番組『グッとラック!』。こちらは視聴率不振で終了することになった。
「妻の不倫報道が出て以降、毒舌が売りの志らくさんのコメントにキレがなくなってしまい、視聴率が思うように伸びなかった。またコメンテーターとしてレギュラー出演していた小林麻耶さんが、昨年11月に“番組スタッフにいじめられている”と告発したことが決定打となりました」(芸能プロ関係者)
1年半という中途半端な期間で終わったのは、新型コロナの影響もあるという。
「新しい番組を始めるにも準備期間が必要なため、通常ならば帯番組は1年単位で継続が決まります。また習慣で見る視聴者が多いため、新番組は苦戦するのが業界の定説。『グッとラック!』も“最低でも2年は続ける”と、志らくさんを口説いてスタートさせました。約束の半年も前に終了が決定したのは、広告費の減少で予算がカットされたためと聞いています。
後継番組は予算をかけずにすむ生活情報番組で、MCもギャラがリーズナブルな麒麟の川島明さんが務めることになりそう」(同・芸能プロ関係者)
長年、お茶の間を楽しませてくれた長寿番組が次々と終了するが、今後はどのような番組が増えるのだろうか?
「不景気になるとお笑いのネタ番組が増えるといわれています。派手なセットも大人数のひな壇タレントも必要ない。スタジオ収録のみですむため、コロナ禍の時期にもピッタリでしょう」(放送作家)
オーディション番組がブームに
エンタメ事情に詳しいフリーライターの大塚ナギサさんは、
「日韓合同プロジェクトから誕生したNiziUがブレイクしたように、オーディション番組は放送外収益も見込める美味しいコンテンツ。ひたすら密着……という力技で番組も成立するし、無名の人たちであればギャラも少ない。TBSと田辺エージェンシーの共同プロジェクト『スター女優発掘プロジェクト』も始動していますしオーディション番組ブームが起こるかも」
優秀なテレビマンたちなら視聴者を楽しませてくれると信じたい!